2014 Fiscal Year Annual Research Report
《主体性》概念を基軸とした日本近代化過程における《自己》造形に関する学際的研究
Project/Area Number |
24320023
|
Research Institution | Kyoto Institute of Technology |
Principal Investigator |
伊藤 徹 京都工芸繊維大学, 工芸科学研究科, 教授 (20193500)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
昆野 伸幸 神戸大学, その他の研究科, 准教授 (00374869)
西川 貴子 同志社大学, 文学部, 教授 (20388036)
若林 雅哉 関西大学, 文学部, 教授 (30372600)
宮野 真生子 福岡大学, 人文学部, 准教授 (40580163)
平子 友長 一橋大学, 社会(科)学研究科, その他 (50126364)
荻野 雄 京都教育大学, 教育学部, 准教授 (50293981)
平芳 幸浩 京都工芸繊維大学, 学内共同利用施設等, 准教授 (50332193)
秋富 克哉 京都工芸繊維大学, 工芸科学研究科, 教授 (80263169)
笠原 一人 京都工芸繊維大学, 工芸科学研究科, 助教 (80303931)
松隈 洋 京都工芸繊維大学, 学内共同利用施設等, 教授 (80324721)
日比 嘉高 名古屋大学, 文学研究科, 准教授 (80334019)
長妻 三佐雄 大阪商業大学, 公私立大学の部局等, 教授 (80399047)
|
Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
|
Keywords | 思想史 / 政治学 / 美術史 / 文学論 / 建築史・意匠 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、哲学思想、美術工芸、建築、政治学、社会学、歴史学、文学と多ジャンルに亘る共同研究者および協力者の研究をベースに、本年度4回の研究会合をもち、研究成果の検証および情報の共有化を行なった。会合全体での研究報告で考察対象となった人物は、稲垣足穂、大川竹雄、九鬼周造、東野芳明、西谷啓治、三木清、小林秀雄、亀井勝一郎、宮川淳、柳宗悦、吉田鉄郎などである。戦後精神史への視野も、1950年代のシュウルレアリズム研究会、60年安保を巡る知識人の動きの考察などを通じて拡大された。目標の一つである研究情報の国際的受信・発信に関しては、第10回会合に黄蘭翔国立台湾大学教授およびRobin Rehmレーゲンスブルク大学准教授を招き、それぞれ「戦前の台北帝国大学の建築様式を考える」(黄)、「Leerheit und Raumauffassung― Das japanische Wohnhaus in der Moderne」 (Rehm)という題目で講演を行なわせたこと、代表者がレーゲンスブルク大学に招待され映画を巡るシリーズ講演Zoom/Film und Kunstgeschichteの一環としてDekonstruierte Vergangenheit Das Selbstsein in Terayama Shujis Filmenと題する講演およびZwei Realismen in der japanischen Moderneを行なったこと、さらに第12回会合を前記黄教授の協力を得て、「近代化中的『神話』:臺灣與日本(Ⅱ) 」として台湾大学芸術史研究所アジア芸術研究班と共同開催したことが挙げられる。これによって台湾の近代研究者を新たに研究グループに加えることができた。これらの成果は、今後随時公表していくはずであるが、まず代表者の加え、荻野、平芳の論文を所収する論文集Wort-Bild-Assimilationというタイトルで代表者ほかの共同編集でベルリンの出版社Gebrueder-Mannから近く出版されることになっている。 さらにまた今回の研究は、人文社会諸科学の学際的共同作業の可能性を確かめるという意味でも大いに意義があったと思われる。
|
Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Causes of Carryover |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Expenditure Plan for Carryover Budget |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(53 results)