2013 Fiscal Year Annual Research Report
中東・北アフリカ地域における音文化の越境と変容に関する民族音楽学的研究
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24320040
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Research Institution | Hyogo University of Teacher Education |
Principal Investigator |
水野 信男 兵庫教育大学, その他部局等, 名誉教授 (50032511)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堀内 正樹 成蹊大学, 文学部, 教授 (10209281)
小田 淳一 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (10177230)
西尾 哲夫 国立民族学博物館, 大学共同利用機関等の部局等, 教授 (90221473)
斎藤 完 山口大学, 教育学部, 准教授 (10403635)
谷 正人 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 准教授 (20449622)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 芸術諸学 / 民族音楽学 / アラブ音楽 / 音文化 / 表演文化 / イラン音楽 / トルコ音楽 / 民俗音楽 |
Research Abstract |
〇野外調査 モロッコ南部およびアトラス高地:ベルベル人音楽家の伝承音楽舞踊の調査(堀内、小田)。イラン・テヘラン:声楽および民族楽器(=セタール(タール)、トンバク、サントゥール)などの音楽レッスン状況の調査、即興演奏の素材の追究(谷)。トルコ・イスタンブール:イスタンブール音楽院での音楽教育の現状調査、スーフィーの歌舞についての追跡調査(斎藤)。セーシェル、コモロの民話と民俗音楽の蒐集(小田)。 〇国内会議 1. 研究成果書への準備、成果書の論文は、歴史編と現状編の2部に分けることを確認、執筆者には、研究協力者も含める(於、兵庫教育大学大阪サテライト)(研究代表者、研究分担者)。2.ラウンドテーブル「音文化の交錯――中東と西洋」(公開)アラブ・ヴァイオリンの研究ほか(於、山口大学教育学部)(研究代表者、研究分担者、研究協力者)。 〇国内調査 国立国会図書館、東京藝術大学附属図書館、東京国立博物館、国立科学博物館、歴史民俗博物館、奈良国立博物館、総合地球環境学研究所などを歴訪し、科研課題の関連資料の閲覧と調査をおこなった。 〇今後の研究の展開 最終年度(平成26年度)に、過去3年間の諸種の調査を総合し、研究成果報告書(論文集)「中東の音楽――その歴史と現状」(仮題)を刊行する予定である。あわせて、研究代表者、研究分担者の所属する学会(東洋音楽学会、文化人類学会など)で、調査報告を随時おこなう。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
1.フィールドワークに関しては、中東地域の現地情勢の変動のため、当初の計画を、若干、変更あるいは中止せざるをえなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
本科研最終年度(平成26年度)には、これまでのフィールドワークと資料研究と並行して、研究成果報告書「中東の音楽――その歴史と現状」(仮題)を刊行する予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
研究代表者のフィールドワークが、現地情勢のため、予定通り実施できなかったため。 研究代表者および研究分担者の調査研究旅費、および研究成果刊行費に充当する。
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Research Products
(12 results)