2014 Fiscal Year Annual Research Report
「生存の技法/医療・芸術・脳科学融合領域研究」~新たな人間観に基づく表現論の創成
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24320043
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Research Institution | Kyoto City University of Arts |
Principal Investigator |
建畠 晢 京都市立芸術大学, その他部局等, その他 (50125217)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 悟 京都市立芸術大学, 美術学部, 教授 (30515515)
十一 元三 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (50303764)
森 公一 同志社女子大学, 学芸学部, 教授 (60210118)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 芸術 / 脳科学 / 医療 / 法 / 環境 / 生存 / 多感覚 / 記憶 |
Outline of Annual Research Achievements |
新たな人間観に基づく表現論理の検証として、過去二年間は、第一段階「認識のプロセス、第二段階「生産のプロセス」に関する研究・制作を進めてきた。最終年度では、第三段階として、芸術・医療を巡る「視の制度」の検証と、それを基盤にした「制度に於ける関係性」の再構築に関わる研究・制作を行った。近年、精神医療では病そのものだけで無く、場・建物・人間の関係性も含めた環境を病を取り囲む制度と捉え、それらの関係性を再配置する試みが進められている。それは医療に於ける知・権力・技術の配分方法を検証し、患者・医者・看護士などの「診る・看る」事の制度的関係性を再構築する試みと言える。美術に於いても、同様に、美術を巡る「視る」事の制度的環境、つくる、観る、書く、売る、教えるといった固定化された役割分担・制度的関係性の検証が必要となる。上記の問題設定に基づいて、本年度の中心的な実践としては、3ヶ月の期間、美術館内部に巨大な実験装置を設置し、その場を、「診る・診る・視る」事を巡るアリーナ・法廷として公開実験・展示を行った。また、上記の内容を多角的に検証するために、脳科学・美術史・哲学・政治学・評論・演劇など複数の領域の専門家を招いた公開シンポジュームを開催した。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(7 results)
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[Presentation] 非人称の光2014
Author(s)
建畠晳
Organizer
横浜トライアル
Place of Presentation
横浜美術館
Year and Date
2014-08-06 – 2014-08-06
Invited
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