2013 Fiscal Year Annual Research Report
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24320044
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Research Institution | Hosei University |
Principal Investigator |
鈴木 晶 法政大学, 国際文化学部, 教授 (50196804)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
関 典子 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 講師 (30506457)
渡沼 玲史 一橋大学, 法学(政治学)研究科(研究院), 助手 (50419751)
海野 敏 東洋大学, 社会学部, 教授 (80232891)
市瀬 陽子 聖徳大学, 文学部, 准教授 (90316852)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | バレエ / 舞踊学 / 文化史 / 表象文化論 / パリ・オペラ座 |
Research Abstract |
平成24年度に開始したパリ・オペラ座データベースの入力作業は平成25年度に終了し、バグの点検も終了した。現在、公開に向けて準備中である。ただし、パリ・オペラ座図書館で入手した(現在は部分的にgalicaで公開されている)Journal Opera と、オペラ座のウェブサイトで公開されている memopera との間には10年間ほどのブランクがあり、これをどうやって埋めるか、現在検討中である。 上記を作成した際のノウハウを利用して、バレエ・リュスの全公演日程データベースの作成に取りかかった。これは、もとの資料(いくつかある)自体に不明箇所がかなりあるため、統計学的手法によって隙間を埋める必要があり、その方法を検討中である。 平成25年6月、4名にて、ロシア・サンクトペテルブルクに調査出張をおこなった。マリインスキー劇場にてコンダウーロワの個人リハーサルを見学することができた。またワガノワ・アカデミーではいくつかのクラスと卒業公演のリハーサルを間近に見学でき、また日本人卒業生がマリインスキー劇場バレエに入団したというニュースを入手、帰国後、日経新聞、読売新聞にて報告した。その他、18世紀バレエ研究のためにエカテリーナ宮殿を見学、4名の内2名はたまたまマリインスキー劇場で公演中のバトシェバ舞踊団のメンバーにインタビューをおこない、2名は第2マリインスキー劇場を見学することができた。 平成26年4月1日にヴァーチャルな研究拠点としてウェブサイトを開設した。まだコンテンツが乏しいが、これは26年度中に充実させる予定である。 平成24年度から25年度にかけておこなった連続研究会(読書会)はいったん終了した。26年度は別の形での研究会を開催する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
パリ・オペラ座データベースはほぼ完成し、公開の準備中である。 ヴァーチャルな研究拠点としてのウェブサイトも開設した。 平成25年度の海外調査で大きな収穫が得られた。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度に解説したウェブサイトのコンテンツを充実させる。 パリ・オペラ座データベースを26年度中に公開する。 パリ・オペラ座データベースの構築で得られたノウハウを利用して、バレエ・リュスのデータベースを構築する。 海外調査を続け(主にアメリカとヨーロッパ)、研究の基盤を整備する。 研究成果の発表に向けて準備する。 定期的な研究会が好評だったので、これを継続する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
外国より招聘を予定していた研究者との交渉がうまくいかず、招聘することができなかった。また、招聘を予定していた国内の研究者のうち、1名は死去し、1名は体調不良で実現しなかった。 平成26年度は、研究代表者が半期在外研究のため、25年度に実現しなかった活動については27年度での実現を計画している。
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Research Products
(6 results)