2014 Fiscal Year Annual Research Report
19世紀以前の日本と東アジアの〈仏伝文学〉をめぐる総合的比較研究
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24320051
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Research Institution | Rikkyo University |
Principal Investigator |
小峯 和明 立教大学, 名誉教授, 名誉教授 (70127827)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 彰 立教大学, 文学部, 教授 (40287941)
金 文京 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (60127074)
増尾 伸一郎 東京成徳大学, 人文学部, 教授 (60183943) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 仏伝文学 / 東アジア / 漢文文化圏 / 19世紀以前 / 漢から和へ / メディアミックス / 法会文芸 / 国際シンポジウム |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度に当たって以下の活動を展開し、多くの実績を積むことができた。 1.7月に立教大学日本学研究所主催で、「日本と東アジアの〈仏伝文学〉と天竺世界」というテーマで国際シンポジウムを開催した。中国、台湾、韓国、ベトナムの各地から研究者を招待して、基調講演及び四つのセッションで研究発表を行い、活発な議論がかわされた。2.8月に中国西安の西北大学で唐代の長安をめぐる国際シンポジウムで小峯が長安における〈仏伝文学〉に関する講演を行い、太原で寺院の〈仏伝文学〉の壁画の調査を行った。10月にはロンドン大学、ついで1月にはパリの第七大学で、「日本と東アジアの〈仏伝文学〉」のワークショップを開催、大英図書館及びフランス国立図書館で、『釈氏源流』他〈仏伝文学〉関連の資料調査を行った。 3.2月にはハノイの大学院で〈仏伝文学〉関連の講義を行い、社会科学院で〈仏伝文学〉の調査を実施し、『釈迦如来応化事蹟』のあらたな伝本を発見した。同月、アンコールワットで南伝仏教の〈仏伝文学〉関連の壁画及び碑文の調査を行い、今後の研究展開の足がかりを得ることができた。 4.3月に台北の輔仁大学で「日本と東アジアの〈仏伝文学〉」の講演会を開催、国家図書館、故宮図書館などで〈仏伝文学〉関連の資料調査を行い、『釈氏源流』及び『応化事蹟』のあらたな伝本を見いだした。 5.アルバイト謝金で、日本中世の〈仏伝文学〉、新出の『釈迦如来八相次第』及びジュネーブボドメール美術館蔵『釈迦の本地』の入力作業をふまえて翻刻校合、注解を行った。以上をもとに「日本と東アジアの〈仏伝文学〉」の論文集及び資料集を公刊する計画である。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(30 results)