2014 Fiscal Year Annual Research Report
ポストエスニック時代の文学におけるオムニフォンの意義
Project/Area Number |
24320068
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
土屋 勝彦 名古屋市立大学, 人文社会系研究科, 教授 (90135278)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
管 啓次郎 明治大学, 理工学部, 教授 (00328965)
今福 龍太 東京外国語大学, その他部局等, 教授 (10203324)
沼野 充義 東京大学, 人文社会系研究科, 教授 (40180690)
谷口 幸代 お茶の水女子大学, その他部局等, 准教授 (50326162)
田中 敬子 名古屋市立大学, 人文社会系研究科, 教授 (70197440)
山本 明代 名古屋市立大学, 人文社会系研究科, 教授 (70363950)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | オムニフォン / 越境文学 / 移民文学 / 亡命文学 / エクソフォン / ポストコロニアル / マイナー文学 / 脱領域文学 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、越境、移民、植民、離散、強制移住等によって母語を喪失ないし内化し、居住国の言語による文学創造に向かった越境的作家たちの諸作品に通底する多層的多重的な文学ディスクールのあり方を、ポストコロニアル文学理論やポストモダン文学理論といった歴史的視点のみならず、空間的な同時性をとらえる「群島的思考」から再検討することにより、そこに相互反響する「オムニフォン」の動的構造を解明することにある。今年度は10月末にシンポジウム「日本文学における越境の諸相」を開催した。3名の若手研究者と外国人研究者、そして招待講演者という構成で行い、近代日本文学における西洋文学受容のあり方を含めて、実は日本文学それ自体が間文化性やオムニフォン的な特徴を有することが確認できた。また本研究者たちは、それぞれの主題について精力的に研究を継続し、その成果を文芸誌や学会誌、紀要などに発表し、各種学会などでも講演や口頭発表を行った。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(37 results)