2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
24320070
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Kansai University |
Principal Investigator |
長谷部 剛 関西大学, 文学部, 教授 (50308152)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山寺 三知 國學院大學北海道短期大学部, 文学科, 准教授 (70352507)
川合 安 東北大学, 文学研究科, 教授 (30195036)
林 香奈 京都府立大学, 文学部, 准教授 (30272933)
大形 徹 大阪府立大学, 人間社会学部, 教授 (60152063)
柳川 順子 県立広島大学, 人間社会学部, 教授 (60210291)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 中国文学 / 隋唐音楽 |
Research Abstract |
平成24年度の研究成果については以下の通りである。 [I]8月,12月,3月の三回、研究例会を関西大学アジア文化研究センター(大阪府吹田市)にて開催 『階書』・『旧唐書』音楽志の現代日本語訳と詳細な注釈を作成し、階唐代の胡楽=燕楽の実態を解明する作業の端緒をつけた。『階書』音楽志についてはすべての解読を終え、『旧唐書』音楽志については、冒頭部分の解読を終えた。これらの訳注稿は平成25年度中に学術雑誌に掲載予定。 [II]中国唐代文学学会第十六届年会堅"唐代西域与文学"国際学術研討会での学術報告 8月に新彊師範大学文学院の主催で中華人民共和国新彊ウイグル自治区ウルムチで開催された当学会に、研究代表者・長谷部剛が参加し「内藤湖南的唐代文献研究簡介」と題する研究発表を行った。本研究の中間報告を研究発表というかたちで行い、その反応として中国の楽府文学研究者の意見を徴取することができた。それらについては、平成25年度以降の本研究の遂行に反映させることができる。 [III]海外研究協力者・呉相洲(首都師範大学文学院教授)氏の招聘講演の開催 呉相洲教授には『唐代歌詩与詩歌-論歌詩伝唱在唐詩創作中的地位和作用』(北京大学出版社、2000年)、『唐詩創作与歌詩伝唱関係研究』(北京大学出版社、2004年)の著書があり、本研究の遂行に助言を求めるには最も適切な研究者である。3月にさらに呉相洲教授を関西大学アジア文化研究センターに招聘し「唐代楽府学概述」と題する学術講演を依頼した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
9.「研究実績の概要」に記した[I][II][III]はすべて計画調書にて明記した事項である。当初の計画通りに研究を遂行していると言える。
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Strategy for Future Research Activity |
「林謙三未発表原稿を中心とした階唐音楽研究の再構築と関連資料のアーカイブス化」の迅速かつ全面的な遂行
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
[I]8月,12月,3月の三回、研究例会を関西大学アジア文化研究センター(大阪府吹田市)にて開[II]8月の楽府学会成立大会及第四届楽府歌詩国際学術研討会(中国・北京市)での研究発表、 なお、学術研究助成基金助成金のうち、294,760円を平成25年度に繰り越したが、これは、平成24年度に上海音楽院を訪問し、陳応時教授に中国音楽研究に関するインタビューを行う予定であったのを平成25年度に延期したために生じたものである。
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Research Products
(17 results)