2012 Fiscal Year Annual Research Report
日本人英語学習者の話し言葉・書き言葉のコーパス整備と教材開発
Project/Area Number |
24320082
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Showa Women's University |
Principal Investigator |
池上 嘉彦 昭和女子大学, 文学研究科, 特任教授 (90012327)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金子 朝子 昭和女子大学, 文学研究科, 教授 (10138505)
投野 由紀夫 東京外国語大学, 大学院・総合国際学研究科, 教授 (10211393)
高野 恵美子 昭和女子大学, 人間文化学部, 教授 (90338541)
高味 み鈴 昭和女子大学, 人間文化学部, 准教授 (30226922)
赤堀 志子 昭和女子大学, 人間社会学部, 講師 (80327949)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 話し言葉 / 書き言葉 / ICLE / LINDSEI / 教材開発 |
Research Abstract |
本研究は、国際的な共同プロジェクトの一部として作成したICLE(International Corpus of Learner English)およびHNDSEI(Louvain International Database of Spoken Enghsh Interlanguage)の中で収集した日本人英語学習者の学習者コーパスにエラータグを付し、そのサブ・コーパスを基にして、既にWeb上に公開した日本人大学生用の英語学習ツールを、更に改良しより良い学習プログラムとして英語学習者に提示することを目的に行っているものである。上記の目的をふまえ、本年度は主に下記の3件の活動を行った。 (1)2013年3月web上(http://aso.swu.acjp/corpus)に公開した「慣用表現を中心とした日本人大学生向けの学習サイト」を、実際に大学生の英語学習者に利用してもらい、今後のサイトの改善に役立てる目的で、内容・問題の提示方法・使用感等についてアンケート調査を実施した。今後、そのアンケート結果を分析し、プログラムの改良作業に取り入れて行きたいと考えている。 (2)これまで収集・編集作業に携わった上記のICLEとLINDESIコーパスに関する解説とその学習者コーパスを用いた研究論文をまとめ、大学生から中学・高校の教員そして研究者向けの研究書を出版するための準備を行ない、こちらはすでに校了して、2014年の夏を目途に出版される予定である。 (3)学習者コーパスを用いた研究を、論文の形式や学会にて発表し、国内外の研究者との情報交換を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本研究の大きな目的の一つとして、web上での教材開発を行うことになっているが、web上のコンテンツのまとめやプログラム制作に予想以上に時間がかかっており、研究の進展はやや遅れているのが現状である。
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Strategy for Future Research Activity |
主にWeb教材の内容を更に利用しやすいものとする為の工夫やプログラム作成のための謝金として用いる。 また、海外学会等での研究発表を計画している。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
Web教材の内容を更に正確にする為のデータ処理やそのデータを用いたプログラム作成のための謝金として用いたいと考えている。
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