2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
24320088
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
廣瀬 幸生 筑波大学, 人文社会系, 教授 (00181214)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加賀 信広 筑波大学, 人文社会系, 教授 (20185705)
島田 雅晴 筑波大学, 人文社会系, 准教授 (30254890)
和田 尚明 筑波大学, 人文社会系, 准教授 (40282264)
金谷 優 筑波大学, 人文社会系, 助教 (50547908)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 文法 / 語用論 / 対照言語学 / 言語形式 / 言語機能 / 状況把握 / 状況報告 / 対人関係 |
Research Abstract |
本年度は、文法と語用論の関係に関して、(1)各研究分担者が扱う言語現象の考察と検討を行うとともに、全体としては、(2)本研究の基盤となる言語使用の三層モデルを整備し、さらに発展させるために、専門的研究者を招いての講演会や研究会も開催した。 (1)については、大学院生も参加する月例の研究会を12回開催し、各自の研究テーマと関連データについて意見交換するとともに、筑波英語学会の機関誌 Tsukuba English Studies 32 で、三層モデルに関する特集を組み、これまでの成果を論文の形でひとまずまとめた。 (2)については、文法と語用論の関係を研究している学外の専門家として、アメリカ・カリフォルニア大学バークレー校の長谷川葉子氏とアメリカ・サンノゼ州立大学のKevin Moore氏を招き、次の講演会と研究会を開催し、共同研究に関する打ち合わせも行った。講演会:長谷川葉子「時間的及び因果的接続表現における文法化された主観性について」(H25.5.30)。講演会:Kevin Moore “A Frames Approach to Conceptual Metaphor” (H25.7.23)。研究会:Colloquium on the Relation between Grammar and Pragmatics (H25.7.25)。 また、研究分担者の島田がアメリカ・カリフォルニア大学デービス校での学会に出張し、研究成果を発表し (H25.5.8-13)、和田はフランスに出張し、フランス認知言語学会第5回大会での研究発表とともに、リール第3大学のベルト・カペル氏ならびに同大学STL研究グループと共同研究を行った (H25.5.14-25)。 その他、研究活動の成果の一部は、雑誌論文・口頭発表などの形で公表されている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
大学院生も参加する月例研究会を12回開催し、活発な討論や意見交換を通して、当初の予定通り、日英語のさまざまな言語現象が多角的に考察・検討され、それによって、「言語使用の三層モデル」を中心とした文法と語用論の関係に関する知見も深まり、その成果の一部を学内外で発表することができた。さらに、海外の研究協力者とも予定通り研究の連携を深めており、より充実した共同研究へ向けた体制が整ってきている。
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Strategy for Future Research Activity |
昨年度と本年度で得られた研究成果を最大限に活用し、三層モデルを中心とした研究をさらに発展・拡充していく。月例研究会も引き続き行うが、それとは別に、今後も国内外の関連分野の研究者も招いて本研究に関するワークショップ等も開催する。それによって、本研究のその時点までの成果をしかるべき専門家に示すとともに、関連分野の専門家からも有意義な意見やコメントをもらうことで、研究を一層深め、発展させていく。
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