2013 Fiscal Year Annual Research Report
大学における通訳教育のためのeラーニング教材の開発とその学習効果に関する実証研究
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24320112
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Research Institution | Kansai University |
Principal Investigator |
染谷 泰正 関西大学, 外国語学部, 教授 (40348454)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
菊地 敦子 関西大学, 外国語学部, 教授 (20330178)
南津 佳広 長崎外国語大学, 外国語学部, 講師 (70616292)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 通訳 / 通訳教育 / 英語教育 / eラーニング |
Research Abstract |
本研究2年目にあたる平成25年度においては、本研究で作成する通訳訓練用コースウェアのコンテンツの作成および見直し作業を継続するとともに、eラーニング教材として必要な学習マネジメントシステムおよび学習支援のための各種双方向プログラムの作成を進めた。同時に、より効果的な同時通訳訓練のために必要な多重音声対応の簡易デジタルレコーダの開発を行った。具体的には、(1)HTMLベースの教材に埋め込み、ウエブブラウザ上から直接、音声の録音と再生を可能にする JAVA アプレット、および(2)ブラウザとは切り離し、パソコン上で独立して立ち上げることのできるスタンドアロン型レコーダの2種類を開発した。このデジタルレコーダは、本研究で提案する通訳訓練用コースウェアにおけるハード面での中核的なものであり、この開発によって本研究の目的の半分は達成することができたといってよい。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
コースウェアのコンテンツ作成と見直し作業を行っている外部協力者(英語ネイティブスピーカー)が、一身上の都合により、一時作業ができない状態となり、この面での作業が当初の予定より遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
計画2年目に予定していたeラーニング教材の学習マネジメントシステムおよび通訳訓練用の多重音声対応簡易デジタルレコーダの開発が、ほぼ予定通りに進行したことから、計画3年目には遅れているコースウェア・コンテンツの更新作業を鋭意進めるとともに、8月には海外で学会発表を行い(ブリスベンでの国際応用言語学会、およびベルリンでの国際翻訳連盟における発表[ポスターセッション])、さらに9月には国内で「国際通訳教育コロキアム」を開催する予定である。なお、当初の計画で3年目に行うことを予定していた「完成したオンラインプログラムの実証実験」については、規模の縮小あるいは実施の延期を検討中である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
研究計画1年目に予定していた通訳訓練コースウェアの開発のための外部協力者に対する謝金分が、当該の作業が遅延しているためにほぼそのまま繰り越しになったため。 遅延していた作業(既存テキストの見直し、オリジナルテクストの作成、インタビューの収録等)を研究最終年度において実行することで全額執行の予定。
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Research Products
(3 results)