2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
24320152
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
高尾 千津子 東京医科歯科大学, 教養部, 教授 (00247264)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野村 真理 金沢大学, 経済学経営学系, 教授 (20164741)
宮沢 正典 同志社大学, 公私立大学の部局等, 研究員 (40125117)
小森 宏美 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (50353454)
中嶋 毅 首都大学東京, 人文科学研究科(研究院), 教授 (70241495)
原 暉之 北海道大学, スラブ・ユーラシア研究センター, 名誉教授 (90086231)
鶴見 太郎 埼玉大学, 研究機構・研究企画推進室, 准教授 (00735623)
シュラトフ ヤロスラブ 広島市立大学, 国際学部, 講師 (30726807)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 国際研究者交流 / ユダヤ人問題 / 反ユダヤ主義 / ロシア / 満洲 |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年に引き続き、研究代表者と分担者はロシア、アメリカ、東欧での現地資料調査を継続した。 2014年5月、立教大学にて開催された第64回日本西洋史学会で、シンポジウム「ヨーロッパ・ユダヤ人問題の波及:「ユーラシア現代史」への視座」を組織し、これまでの成果を発表した。シンポジウムでは研究代表者の高尾千津子が「内戦期ロシア極東のユダヤ人問題と反ユダヤ主義」、分担者の鶴見太郎が「ロシア・シオニズムの亡命―ハルビンにとどまったシオニスト」、中嶋毅が「ロシア・ファシスト党の形成と拡大―ハルビンの事例から」、野村真理が「満洲―ロシア人・ユダヤ人・日本人の交錯」と題して報告を行った。本シンポジウムはロシア革命からユーラシアの東西に離散した亡命ロシア人社会における「ユダヤ人問題」の諸相を、特に極東ロシアと満洲、ハルビンに焦点をあて、第一次世界大戦以降の極東における反ユダヤ主義やシオニズム運動の地域的特性の解明を試みたものである。本研究成果は2015年に発行される日本ユダヤ学会誌に発表される予定である。 2014年12月、海外共同研究者のイリヤ・アルトマン(ロシア・ホロコースト研究教育センター)をモスクワから招聘し、日本ユダヤ学会ならびに早稲田大学ヨーロッパ文明研究所の協力を得て、早稲田大学にて「杉原千畝 新資料と新たな事実」と題して公開講演会を開催した。本講演では、旧ソ連文書館の杉原千畝関連資料の公開の現状、判明した新たな事実についてロシア側の共同研究者による最新の研究成果報告がなされ、本研究組織の他、国内の研究者との研究交流が行われた。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(15 results)