2014 Fiscal Year Annual Research Report
低経済成長下の企業成長とファイナンス―公開企業と未公開企業の領域横断的研究―
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24330102
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
忽那 憲治 神戸大学, 経営学研究科, 教授 (00275273)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 高成長企業 / ベンチャーキャピタル |
Outline of Annual Research Achievements |
イノベーション、雇用創出、経済の活性化のために、高成長企業の輩出が求められている。本年度に実施した研究では、1997年のブックビルディング方式の導入から2010年末までの新規公開企業を対象に、業績および株価パフォーマンスを分析した。雇用創出、収益性、株価のいずれで見ても、残念ながら高いパフォーマンスをIPO後に持続できているとは言いがたい。IPO時の資金調達もその後のパフォーマンスの向上につながっておらず、ベンチャーキャピタルやアンダーライターの名声による保証機能も十分機能していない。高成長企業をいかに生み出すかは重要な政策的課題でもあり、高成長企業が持つ特徴を明らかにしていく研究の蓄積と、それを反映した実践が不可欠である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究プロジェクトにおいて当初予定していた研究について、海外ジャーナルへの投稿の準備も進んでおり、今年度にはいくつかの論文を投稿することが可能と思われる。
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Strategy for Future Research Activity |
ベンチャーキャピタル投資において優先株式が利用されるようになってきている。アメリカにおいては優先株式の利用が普及していることがいくつかの研究において指摘されているが、アジア諸国の現状はほとんど分析されていない。ジャパンベンチャーリサーチが所有するベンチャーキャピタル投資に関するデータベースを用いて、日本のVCにおける優先株式の利用状況を分析し、利用の決定要因を考察する。
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Causes of Carryover |
プリンターのトナーの購入を予定していたが、プリンター自身の不調による予算執行に遅れが生じた。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
今年度の研究を進めるにあたって、プリンタートナーの購入を行い、予算の執行を行う予定である。
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