2013 Fiscal Year Annual Research Report
グローバル化時代における雇用不安定層の組織化に関する実証的研究
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24330163
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Research Institution | Chubu Gakuin University |
Principal Investigator |
文 貞實 中部学院大学, 人間福祉学部, 教授 (20301616)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
谷 富夫 甲南大学, 文学部, 教授 (30135040)
西澤 晃彦 東洋大学, 社会学部, 教授 (20245658)
朝倉 美江 金城学院大学, 人間科学部, 教授 (00310269)
山本 かほり 愛知県立大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (30295571)
山口 恵子 東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (40344585)
伊藤 泰郎 広島国際学院大学, 情報文化学部, 教授 (80281765)
崔 博憲 広島国際学院大学, 情報文化学部, 准教授 (60589373)
北川 由紀彦 放送大学, 教養学部, 准教授 (00601840)
高畑 幸 静岡県立大学, 国際関係学部, 准教授 (50382007)
内田 龍史 尚絅学院大学, 公私立大学の部局等, 講師 (60515394)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 社会運動 / ユニオン / 反貧困 / 不安定就労層 / 移住労働者 |
Research Abstract |
1、平成25年度の研究会では、主にコミュニティユニオン全国ネットワークに参加する75ユニオンの組合員を対象とした質問紙調査を実施にむけた調査計画・仮説作業・調査票の作成をおこなった。 2、実査は、コミュニティ・ユニオン全国ネットワークの各ユニオンに調査依頼し、調査協力していただた64ユニオンでおこなった(回収票が1362票)。現在、集計作業をおこなってる。 3、昨年に引き続き、コミュニティ・ユニオン全国ネットワークに参加するユニオンでのインタビュー調査を実施した(現在、61ユニオンでのインタビュー調査を終了)。 4、ローカルな社会運動の実態を把握するために、若者ユニオン、フリーター全般労組、NPO法人労働相談センターを運営する東京東部労組などの委員長をゲストスピーカーにお呼びして研究会を実施し、議論を深めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
1、平成24年から実施しているコミュニティ・ユニオン全国ネットワークに参加しているユニオンの8地域ブロックでの聴き取り調査を継続し、平成25年度に聞き取り調査を終了した。 2、平成25年度に予定したコミュニティ・ユニオン全国ネットワークに参加するユニオン64ユニオンでの質問紙調査実施した。各ユニオンによって回収状況が異なるため、回収が遅くなり、年度内にデータ入力ができなかったが、平成26年6月までにデータ入力を完了し、分析に入る予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
1、平成25年に実施したユニオンの組合員の質問紙調査のデータ分析をおこなう。 2、経済グローバル化に抗するローカルな労働運動、社会運動の今日的な展開について整理をおこなう。 3、上記1、2をまとめた研究成果報告書の作成及び調査報告会を予定している(当事者むけの報告会)。 4、可能なら、韓国のユニオン運動と日本のローカルな労働運動の連帯の現状と今度の課題を検証する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
平成25年に実施した質問紙調査の配布が、調査対象ユニオンごとことなるため、結果的に調査票の回収が遅れ、調査データの入力費用および外国語調査票の翻訳料が発生したため。 平成25年に実施した質問紙調査の集計・データ入力とその際の外国語の記述の翻訳をおこなう。また、調査報告書作成に関して、本報告書のほかに可能な限り調査対象の言語(日本語・中国語・フィリピン語・スペイン語・ポルトガル語)の簡易版も作成し、調査のアウトプットをおこなう。
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