2014 Fiscal Year Annual Research Report
グローバル化時代における雇用不安定層の組織化に関する実証的研究
Project/Area Number |
24330163
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Research Institution | Toyo University |
Principal Investigator |
文 貞實 東洋大学, 社会学部, 教授 (20301616)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
朝倉 美江 金城学院大学, 人間科学部, 教授 (00310269)
北川 由紀彦 放送大学, 教養学部, 准教授 (00601840)
西澤 晃彦 神戸大学大学院, 国際文化学研究科, 教授 (20245658)
谷 富夫 甲南大学, 文学部, 教授 (30135040)
山本 かほり 愛知県立大学, 教育福祉学部, 教授 (30295571)
山口 恵子 東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (40344585)
高畑 幸 静岡県立大学, 国際関係学部, 准教授 (50382007)
内田 龍史 尚絅学院大学, 総合人間科学部, 准教授 (60515394)
崔 博憲 広島国際学院大学, 情報文化学部, 准教授 (60589373)
伊藤 泰郎 広島国際学院大学, 情報文化学部, 教授 (80281765)
山根 清宏 琉球大学, 教育学部, 准教授 (00726680)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 社会運動 / ユニオン運動 / 反貧困 / 不安定就労 / 雇用不安定層 / 社会的包摂 |
Outline of Annual Research Achievements |
・研究の概要:今日、経済グローバル化に連動する新自由主義政策は「脱政治化」(福祉国家体制からの離脱)、「脱社会化」(社会関係の個人化)と資本フローの脱国境化・流動化と競争力強化という「国際化」を推し進めている。その過程で、経済グローバル化は雇用の不安定化、格差の拡大など人々の働きかた/労働に多くの困難をもたらしている。このグローバリゼイションの深化がもたらす多様な歪みや矛盾へ対抗する反グローバル運動、反原発運動、環境運動、そして女性運動、若者の労働運動、反貧困運動まで、新しい社会運動が生まれている。そこで、本調査研究では、この新しい社会運動のひとつとしてユニオン運動の特徴を明らかにするために、「コミュニティ・ユニオン全国ネットワーク」に参加する74ユニオン(35都道府県・15000人組合員)での質問紙調査を実施した(1362人・60組合・回収率:8.1%)。 ・研究の意義:1、未組織労働者を反貧困、反グローバリズムの抵抗主体として位置づけた新たな社会運動としてユニオン運動の可能性を提示するのに貢献できた。2、質問紙調査を補う全国の各ユニオンでのインタビュー調査を実施したことで、都市部、中核都市部・地方型のユニオンのネットワーク化(関西・東海・関東・中四国など)の動的な展開をとらえることができた。3、本調査研究では、日本のユニオン運動と関連の深い韓国の地域労働組合の活動について、ソウル首都圏の非正規労働者、移住労働者の組織化活動に力点をおく地域労働組合での聴き取り調査及び資料取集をおこなうことで、反貧困の労働運動、社会運動/労働運動のグローバルな連帯の可能性を検討した。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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