2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
24340005
|
Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
森下 昌紀 九州大学, 数理(科)学研究科(研究院), 教授 (40242515)
|
Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
|
Keywords | 数論的位相幾何学 / 結び目と素数 |
Research Abstract |
本年度の研究実績は次の通りである。 ・Redeiのトリプル記号の保型形式のFourier係数としての解釈を与えた。これについて論文1編を発表した: F. Amano, H. Kodani, M. Morishita, T. Sakamoto, T. Yoshida, Redei's triple symbols and modular forms, with an Appendix by T. Ogasawara, Tokyo J. Math. 36, 405-427, 2013. ・非Abel岩澤理論におけるJohnson準同形の類似物を構成し、そのコホモロジカルな性質を調べた。これについて、論文 M. Morishita, Y. Terashima, p-Johnson maps in non-Abelian Iwasawa theory, arXiv:1311.5982, 2013 を著した。 これらの研究成果を3つの国際研究集会(平成25年4月 Johns Hopkins大学, USA; 平成25年5月 Nha Trang, Vietnam; 平成25年6月 東京大学)で招待講演し、国内のセミナー(平成25年10月 香川大)で1回招待講演した。また、数論的位相幾何学について 中央大 ENCOUNTERwithMATHEMATICS において概説招待講演を行った。 また、研究課題に関する研究集会「Low dimensional topology and number theory VI」(2014年3月, 福岡)を主催した。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の研究計画に関連し、2編の論文を著すことができた。また、国際研究集会などでその研究成果を招待講演した。 また、当該研究課題に関する国際研究集会「Low dimensional topology and number theory VI」(平成26年3月, 福岡)を主催した。
|
Strategy for Future Research Activity |
すでに、当研究課題に関する新しい論文1編を書き終えたばかりだが、今後も引き続き、当研究課題の推進につとめる。 今年は、ドイツでの研究集会「Low dimensional topology and number theory」に招待されている。当研究計画に従い、成果をあげることを考えている。
|
Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
パソコン関連物品に使う予定のため。 パソコン関連物品に使用予定。
|