2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
24340038
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
佐藤 修二 名古屋大学, 理学(系)研究科(研究院), 名誉教授 (50025483)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 広域偏光掃天装置i-POL / 単色大口径波長板 / 可視―赤外6色同時化 / 広域磁場構造 / 微粒子散乱偏光 / 偏光の波長依存性 |
Research Abstract |
25年度、①広域偏光掃天装置i-POLの製作 ②SIRIUSの6色化を行った。 ① に関して、大口径95mmφ波長板、ワイヤグリッド偏光子、および市販の大フォーマットCCDを組み合わせ、装置を組み上げた。12月に名古屋市科学館屋上の望遠鏡に取り付けて、プレリミナリな観測データを得た。しかし、自動偏光測定のソフトウエア作成が進まず停滞したままである。 ② 様々な検討の末、3月末に全体概念を確定した。個々の部品の図面を描いたが、発注製作は、26年度に持ち越して行うこととなった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
南アフリカ75cm望遠鏡を用いた広域偏光掃天という大きな方針を変更した結果、正直なところ、当初の計画から1年分遅れた:25年度に南アフリカ75cm望遠鏡で掃天観測を開始する予定であったが、国内の望遠鏡で北天の暗黒星雲から開始することにした。それも諸事情によって停滞している。 しかし、新方針:SIRIUSの6色化の設計方針を確定した。
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Strategy for Future Research Activity |
昨年度の遅れを取り戻すべく体制を引き締め、図面を早急に発注に回す。この作業を5月中に済ませて、6月に部品調達、7月に組立および室内試験、8月に国内望遠鏡に搭載試験、12月に南アフリカに送付、1月以降に観測する。したがって、今年度=最終年度内には、技術データの公表を目標として、科学データについては、その後の年度になる予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
新しい設計図面での発注が遅れたため。 4月と5月で発注を行う。
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