2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
24340049
|
Research Institution | Kyoto Sangyo University |
Principal Investigator |
九後 太一 京都産業大学, 理学部, 教授 (00115833)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
久保 治輔 金沢大学, 理工研究域数物科学系, 教授 (40211213)
谷本 盛光 新潟大学, 自然科学系, フェロー (90108366)
前川 展祐 名古屋大学, 基礎理論研究センター, 准教授 (40273429)
小林 達夫 北海道大学, 理学研究院, 教授 (60322153)
|
Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
|
Keywords | 超対称性 / 超重力理論 / 超弦理論 / 世代対称性 / CP対称性 / 暗黒物質 / インフレーション / E6大統一模型 |
Outline of Annual Research Achievements |
九後は、宇宙項問題に対する一つのアプローチとして「質量を持つ重力理論」の超対称化理論を作る事を目指し、線形化レベルではその作用を作るのに成功した。 谷本は、世代対称性とその破れ方のパターンがレプトンのCP対称性の破れの大きさを制御することを発見し、今後のT2K実験でのCP対称性の破れの大きさの測定が世代対称性の間接的検証可能性となる事を示した。 久保は、hidden sectorにおけるカイラル対称性の自発的破れをスカラー場により媒介させ標準理論のエネルギースケールの起源をdynamicalに理解する模型を考察した。この模型の南部-Goldstoneボゾンは暗黒物質の候補であり、その検出可能性を調べた。 小林は、宇宙マイクロ波背景放射のスカラーテンソル比観測により近い将来検証可能になる大きな場の値によるインフレーションシナリオ、特に超弦理論で実現可能なシナリオについて研究し、様々なインフレーション模型の提案を行った。また、超弦理論から導かれるフレーバー構造を様々な模型で解析した。 前川は、グラビティーノ問題を回避するためのO(100)TeVのグラビティーノと、自然さのためのO(1)TeVの超対称性破れのスケールとを仮定すると、近年発見のヒッグス質量を再現しつつ、微調整問題が改善されることを指摘した。その際、特に世代対称性を持つE6大統一模型のD項の超対称性の破れの寄与が直接観測できる可能性を指摘し、核子崩壊の予言を調べた。 これらの分担者達の研究活動の他、この研究計画の主目的の統一理論構築に向けた滞在型研究会、第20回「Summer Institute 2014」を2014年8月21-28日の8日間富士吉田市の人材開発センターで開催し、日本から75名、韓国から11名、台湾・中国から17名、欧米から5名、計108名の参加を得た。
|
Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Causes of Carryover |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Expenditure Plan for Carryover Budget |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(29 results)