2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
24350100
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
高木 慎介 首都大学東京, 都市環境科学研究科, 准教授 (40281240)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
嶋田 哲也 首都大学東京, 都市環境科学研究科, 助教 (50252317)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | ナノ材料 / エネルギー移動 / 光捕集系 / 人工光合成 / ポルフィリン |
Research Abstract |
フルオロン誘導体、ピレン誘導体、アゾベンゼン誘導体、エチジウム塩誘導体などの光捕集用色素を設計し、合成した。得られた色素とナノクレイを複合化し、その光化学特性について検討した。それぞれ紫外域、可視域に吸収を示し、興味深い光化学特性を示した。特に、フルオロン誘導体においては、高密度に存在しながら会合を示さない独特のナノ構造を示すことを明らかとした。このような性質は光捕集系用色素として優れており、今後のエネルギー移動実験などに向けて、大いに期待できる色素であることがわかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
当初計画した色素群の殆どを合成することができ、かつ、その性質もおおむね期待通りであった。
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Strategy for Future Research Activity |
これまでのところ計画通りに研究が進行しているので、次年度も当初研究計画を遂行できるように全力を尽くす。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
予定していた高額試薬、ガラス器具の延期したため。延期の理由は、該当合成研究を一部先送りしたためであるが、次年度にそれらの試薬、器具を購入予定である。 本年度に購入予定であった試薬、器具を購入予定である。
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Research Products
(12 results)