2012 Fiscal Year Annual Research Report
数万端末競合環境を実現するバッテリレスM2Mネットワーク
Project/Area Number |
24360149
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
守倉 正博 京都大学, 情報学研究科, 教授 (20467400)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 高至 京都大学, 情報学研究科, 准教授 (30423015)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | M2Mネットワーク / バッテリレス |
Research Abstract |
本研究の目的は、無線LAN・PANで用いられている自律分散制御プロトコル方式を拡張し、多種多様なシステム要求条件(数百台から数万台に及ぶ端末数、数kbpsから数Mbpsに及ぶ伝送速度、エナジーハーベストからマイクロ波による給電等)を持つ全ての監視制御アプリケーションの要求を、統一的に一つの無線ネットワークで満足するENTERPRICE M2Mネットワーク(M2M network consisting of Enormous Number of TERminals without PRImary CElls)を構築することである。 アクセス制御として無線LANと同様にCSMA/CAを想定する。通信距離を1km程度とする場合、1世帯1端末を仮定すると都市部では通信範囲内に数万台オーダの端末が共存する可能性がある。これらが同時に通信を試みると衝突により通信完了までの時間が著しく長くなることが懸念され、同時送信数を抑える必要がある。CSMA/CAにおける同時通信数制御を行うために仮想的な時間グループを複数個設け、パケット衝突確率を制御する方式を提案し、IEEE 802.11規格に定められた通信手順から逸脱することなく、分散制御のまま、仮想グループ化を実現した。 バッテリレス無線端末に対する給電方法としてマイクロ波給電を行う際、通信との間で干渉が発生しうる。給電と通信の時間的なスケジューリングを提案し、実験により正しく動作することを確認した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
当初模擬的に作成する予定であったバッテリレス無線端末について、実際にマイクロ波給電を行うプロトタイプが作成できたため、当初の計画以上に進展していると言える。
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Strategy for Future Research Activity |
平成25年度は、給電・通信スケジューリングの実装上の問題を明らかとすることとしていたが、特に平成24年度に新たに導入したレクテナを用いた際の問題を明らかにする。
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Research Products
(11 results)