2016 Fiscal Year Annual Research Report
Co-design of Control and Scheduling in Cyber-Physical Systems
Project/Area Number |
24360164
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
潮 俊光 大阪大学, 基礎工学研究科, 教授 (30184998)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
滝本 隆 北九州工業高等専門学校, その他部局等, 准教授 (60581220)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2017-03-31
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Keywords | システム制御工学 / サイバーフィジカルシステム / 事象駆動型制御 / メディエータ / スーパバイザ制御 |
Outline of Annual Research Achievements |
1.タスク間でのデータの送信において,受信タスクのデータフォーマットにデータを変換する分散メディエータでのデータ変換のスケジューリングを行う手法を提案した.まず,プリエンプティブを表現できる時間付ペトリネットを提案し,SMT論理式を用いてトランジションの発火系列を求める方法を開発した.このペトリネットを用いて分散メディエータの振る舞いを記述し,実行可能なスケジュールを求めた. 2.センサ,アクチュエータが物理的に分散している大規模システムを対象に,ネットワークでのデータの伝送頻度を軽減するために,昨年度は,事象駆動型オブザーバを用いた出力制御系設計法を提案した.本年度は,送信データ量のさらなる低減を達成するために,動的事象駆動装置を提案した.センサ出力を入力とする内部ダイナミクスを持つ事象駆動装置を各センサに置き,その内部状態に基づいた事象駆動条件を導入して,データの転送タイミングを決定した.同様に,制御器においても,オブザーバをもつ出力制御器で計算される制御入力の各アクチュエータへの送信タイミングを動的事象駆動装置が決定した.このような動的事象駆動型制御によってシステム全体が安定となるような事象駆動条件を導出した.さらに,シミュレーションによって,安定性を保存しつつデータの送信量が低減されていることを確認した. 3.オートマトンでモデル化される複数のサブシステムが相互作用する複合システムにおいて,各サブシステムに対する局所制御仕様が線形時相論理式で記述されている場合を考えた.このとき,すべての局所制御仕様を満足するスーパバイザの構成法を提案した. 4.重み付きオートマトンでモデル化される部分観測なシステムに対して.エネルギーレベルが常に正となり,かつデッドロックがない制御器設計問題が,一種のturn-basedな可到達ゲームに帰着できることを示した.
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(11 results)