2014 Fiscal Year Annual Research Report
高品質フライアッシュを活用したPC橋梁・PCa製品の高耐久化への技術開発
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24360169
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
鳥居 和之 金沢大学, 環境デザイン学系, 教授 (50115250)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
桝谷 浩 金沢大学, 環境デザイン学系, 教授 (20157217)
宮里 心一 金沢工業大学, 環境・建築学部環境土木工学科, 教授 (60302949)
久保 善司 金沢大学, 環境デザイン学系, 准教授 (50324108)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 分級フライアッシュ / PC桁 / PCa製品 / 塩分浸透抵抗性 / ASR抑制効果 / ポゾラン反応 / 地産地消 / 産学官連携 |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度である平成26年度に実施した研究成果は、以下に示すようである。 (1) 分級フライアッシュコンクリートの標準化(汎用化)のための検討と普及活動 七尾大田火力並びに敦賀火力から産出する分級フライアッシュの品質確保と地域における供給体制が平成26年度中に整い、富山、石川、福井3県での生コン工場のJIS認証取得が40%にまで向上した。また、生コン工場や製品工場での利用のための講習会を平成26年4月に七尾市で、平成26年8月に福井市でそれぞれ開催した。 (2) 分級フライアッシュ含有PC桁の製造と施工 わが国最初の分級フライアッシュ含有プレテンション式PC橋(宮坂橋、石川県輪島・穴水道路、平成26年9月架設完了)の製造と施工に関して、分級フライアッシュ含有PC桁の工学的諸性質を屋内実験にて確認するとともに、実橋に使用するPC桁の載荷試験を公開試験として平成26年9月に実施した。分級フライアッシュ含有PC桁は耐久性(塩害やASRに対する抵抗性)が優れているとともに、耐荷性や変形性能もまったく問題がないことを確認した。なお、宮坂橋に使用したPC桁と同一のモデル試験体を石川県の海岸部と金沢大学構内に暴露して、塩分環境下での鋼材腐食をモニタリングしている。 (3) 分級フライアッシュコンクリートのPC杭やPCa電柱への適用性 分級フライアッシュコンクリートのさらなる用途拡大を目的にして、地元のコンクリート製品会社と共同して、PC杭やPCa電柱に使用した場合のコンクリートの配合(水結合材比、フライアッシュ置換率(内割りと外割り)と製造方法(蒸気養生)について検討した。平成27年度からのPC杭やPCa電柱の実用化のための基礎的なデータが集積できた。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Remarks |
平成26年11月に採択された金沢大学SIPのWebサイトに関連する論文リストを掲載している。
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