2015 Fiscal Year Annual Research Report
地震と塩害の影響を受ける橋梁構造の耐震性能評価とライフサイクルマネジメント
Project/Area Number |
24360185
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
秋山 充良 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (00302191)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 良和 京都大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (10283623)
小野 潔 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (60324802)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | ライフサイクル解析 / RC構造物 / 塩害 / 耐震信頼性 / X線 / ディジタル画像処理 |
Outline of Annual Research Achievements |
飛来塩分の作用を受け,鉄筋腐食が発生し,その腐食生成物の膨張圧によりコンクリート表面に腐食ひび割れが見られるRC橋脚を前にして,(1)耐震安全性の初期状態に対する低下量,(2)外観的な調査から内部の劣化状態を空間分布まで再現,(3)今後の使用可能期間(余寿命評価),(4)長寿命化を可能にする補修・補強の実施時期,等々の質問に現状の技術レベルでは答えられない. そこで本研究では,地震と塩害の影響を受けるRC構造物のライフサイクル解析に関わる一連の研究を実施した.具体的な研究業績の概要を以下に示す. (a) 我が国は世界第一級の地震国であり,かつ今後10数年のうちに膨大な数の橋梁が橋齢50年を超える.様々な要素技術をインテグレーションし,補修や補強に係るコストを抑え,一方で地震後の交通量を確保した道路ネットワークを実現する個別橋梁の補修補強戦略を提示した. (b) 材料劣化が不均一に進展するメカニズムや材料劣化と耐震性能低下の関係には未解明な点が多々あり,腐食環境にあるコンクリート構造物の耐震安全性評価は極めて困難な状況にある.本研究では,最新のセンシング技術による計測,およびX線撮影とディジタル画像処理を用いてこの問題の解決に取り組んだ. (c) インフラ構造物の劣化予測は,10年を超えるタイムスケールである.大変な長期となり,それに伴う不確定性は圧倒的な大きさである.更新理論から劣化予測パラメータを逆解析することで不確定性を大幅に低減し,精度良く耐震性能の経時変化の予測を可能にした.
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(35 results)