2014 Fiscal Year Annual Research Report
| Project/Area Number |
24360366
|
|---|
| Research Institution | National Maritime Research Institute |
|---|
Principal Investigator |
黒田 貴子 独立行政法人海上技術安全研究所, その他部局等, 研究員 (00415811)
|
|---|
| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小林 寛 独立行政法人海上技術安全研究所, その他部局等, 研究員 (20361503)
宝谷 英貴 独立行政法人海上技術安全研究所, その他部局等, 研究員 (30636808)
谷澤 克治 独立行政法人海上技術安全研究所, その他部局等, 研究員 (70373420)
|
|---|
| Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
|
| Keywords | 曳き波 / 数値造波水槽 / 船体運動 |
|---|
| Outline of Annual Research Achievements |
本研究は①CFD結果を用いた造波機による曳き波の再現法の構築、②曳き波に対する小型船の応答に関する模型実験、③曳き波に対する小型船の運動計算法の構築を実施した。
これまでに船の曳き波をCFDで計算し、曳き波の自由表面上の速度と水位変動を用いて多分割型造波機に与える曳き波の造波信号を作成し、海上技術安全研究所の実海域再現水槽（ASMB）の造波機を用いて曳き波を造波機で再現する技術を構築した。次にこの曳き波の造波法を用いて曳き波中を漂泊する小型漁船模型の船体運動を計測し、応答特性を把握した。
本年度は3次元数値造波水槽（3D-NWT）を用いて今回構築した曳き波再現法と同じ方法で曳き波を再現し、その曳き波中の小型漁船の船体運動を時間領域で解いて実験結果と比較し、曳き波中の小型船の運動計算法の精度と有用性を確認した。
本計算に用いた3D-NWTは境界要素法による時間領域計算コードで、理想流体の仮定の下、造波機による水槽内への造波及び水槽内の浮体の運動を時間領域でシミュレートできる。ASMBの造波機で再現した曳き波を同様の方法で3D-NWTでシミュレートした。3D-NWTの結果とASMBの造波機で再現した結果が良く一致していることを確認した。次に3D-NWTで曳き波中の船体運動をシミュレートするために、船体表面と船体周りの自由表面をメッシュ生成ツール “Gridgen”を用いてパネルを作成した。横揺れの減衰係数は3D-NWTで粘性が考慮されないので模型船の自由横揺れ試験より求めた値を設定した。シミュレーション結果は実験結果と良く一致しており、本計算法は曳き波中の船の運動を計算するのに有効な手段であることを示した。
|
| Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
| Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
| Causes of Carryover |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
| Expenditure Plan for Carryover Budget |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
