2014 Fiscal Year Annual Research Report
新規誘導型制御性CD8T細胞の免疫反応・免疫寛容制御機構の解析
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24390073
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Research Institution | University of Fukui |
Principal Investigator |
菅井 学 福井大学, 医学部, 教授 (90303891)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 自己免疫疾患 / 腫瘍免疫 / 慢性炎症 |
Outline of Annual Research Achievements |
CD4T細胞から誘導されたCD8T細胞をin vitroで作製し、各種自己免疫疾患モデルマウスに移植する事によって、自己免疫疾患を抑える活性を検討したが、抗原特異的免疫細胞を用いた実験が必要である事が分かってきた。そのため、それぞれの自己免疫疾患に関係するT細胞受容体のトランスジェニックマウスを用いた実験を計画して、現在交配中である。 上記マウスの準備に時間がかかるため、別の方法で抗原特異的細胞の機能をアッセイすることも平行して実験を進めている。まず、それぞれの自己免疫疾患を誘導する抗原刺激に応答するCD4細胞に由来したCD8T細胞を調製する。その細胞を自己免疫疾患誘導マウスに投与することによって、自己免疫疾患への影響を検討する。現在、この細胞をある程度の量調製出来る条件が分かってきたところである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
ほぼ計画どおりに進んでいる。しかし、抗原特異的な遺伝子改変マウスの交配が遅れ気味である事が、計画全体の遅れにつながっている。これに対して、免疫した野生型マウスから抗原特異的細胞を調製する事も平行して進めており、どちらかの方法で次の実験ステップにすすめるものと思われる。
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Strategy for Future Research Activity |
抗原特異的な遺伝子改変マウスを用いてCD4由来CD8T細胞を作製する。また、免疫した野生型マウスから抗原特異的CD4由来CD8T細胞を作製する。 これらの細胞を各種自己免疫疾患モデルマウスに投与する事によって、免疫反応制御への関与を調べる予定である。
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Causes of Carryover |
昨年・今年と行ってきた実験から、抗原特異的細胞を用いた実験を行う必要性がでてきた。このマウスを交配で得る事に思いのほか時間がかかっている。それに加えて、抗原特異的免疫反応を誘導する事によって抗原特異的CD4由来CD8細胞を調製する予備実験を開始した。どちらにしても、これらの実験が遅れているため、予定していたアッセイに進む事が出来ずにいる。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
必要なマウスを確保するための交配を進める。また、抗原特異的なCD4由来CD8細胞を調製する事も可能となった。これらの細胞・マウスを用いた実験、データ分析に加えて、研究打ち合わせや、論文発表が実施出来ていない。このための実験期間の延長により、実験用消耗品、研究打ち合わせ旅費、成果発表にかかる費用が次年度に必要となる。
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Research Products
(7 results)
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[Journal Article] Prospective signs of cleidocranial dysplasia in Cebpb deficiency2014
Author(s)
Boyen Huang1,2, Katsu Takahashi2*, Ernest A Jennings1 , Pongthorn Pumtang-on3 , Honoka Kiso2 , Yumiko Togo2 , Kazuyuki Saito2 , Manabu Sugai4 , Shizuo Akira5 , Akira Shimizu4 and Kazuhisa Bessho2
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Journal Title
Journal of Biomedical Science
Volume: 21
Pages: 44-48
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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[Journal Article] Interactions between BMP-7 and USAG-1 (Uterine Sensitization-Associated Gene-1) Regulate Supernumerary Organ Formations2014
Author(s)
Honoka Kiso, Katsu Takahashi , Kazuyuki Saito, Yumiko Togo, Hiroko Tsukamoto, Boyen Huang, Manabu Sugai, Akira Shimizu, Yasuhiko Tabata, Aris N. Economides, Harold C. Slavkin, Kazuhisa Bessho
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Journal Title
PlosOne
Volume: 9
Pages: 96938-96944
DOI
Peer Reviewed
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[Presentation] ミトコンドリアによる活性化B細胞運命決定機構の解析2014
Author(s)
Kyoung-Jin Jang1, Hiroto Mano1, Koji Aoki2, Tatsunari Hayashi1, Akihiko Muto3,4, Yukiko Nambu1†, Katsu Takahashi5, Katsuhiko Itoh6, Shigeru Taketani7, Stephen L. Nutt8, 9, Kazuhiko Igarashi3,4, Akira Shimizu1, and Manabu Sugai1*
Organizer
日本生化学会
Place of Presentation
京都国際会館
Year and Date
2014-10-15 – 2014-10-18
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