2012 Fiscal Year Annual Research Report
ADAM17を介するShedding制御機構とレムナントペプチドシグナルの解析
Project/Area Number |
24390074
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
東山 繁樹 愛媛大学, プロテオ医学研究センター, 教授 (60202272)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 細胞膜蛋白質 / Shedding / ADAM17 / amphiregulin / TNF-α |
Research Abstract |
様々な細胞外情報のアンテナとなる細胞膜貫通蛋白質の量的・質的制御には、細胞膜上での蛋白質限定分解(Ectodomain Shedding ; 以後Sheddingと記す)が極めて重要な役割を果たす。その主役をなすのが、Shedding酵素ADAM17である。我々はこれまで、膜型増殖因子EGFファミリーの shedding解析から、新たなShedding制御因子としてannexins(ANXs)を同定した。さらに、このANXsはADAM17と相互作用し、ADAM17による1型およびII型一回膜貫通蛋白質のSheddingを全く逆に制御することを見出した。この結果を基に、本研究では、ANXsによるADAM17触媒ドメインのヘッドスウィングモデルを提案・検証し、その実証に挑む。これにより、ANXsによるADAM17の基質認識制御機構を明らかにし、新たな標的創薬分子としてのANXs分子の有用性を検討する。 また、Sheddingによって誘導されるレムナントペプチドシグナルの理解を深めることを目的とする。24年度に行った検証実験から、ANXA2のノックダウンにより、リンパ腫細胞株(単月球様細胞株)U-937細胞株および、2種の大腸がん細胞株HCT116とHT29細胞株において、amphiregulinならびにHB-EGFと、TNF-αのSheddingが、全く逆に制御されることを明らかにしANXsによるADAM17触媒ドメインのヘッドスウィングモデルを指示するデーターを得ることが出来た。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
ANXsによるADAM17触媒ドメインのヘッドスウィングモデルを裏付けるデーターを得ることが出来た。
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Strategy for Future Research Activity |
ANXsによるADAM17触媒ドメインのヘッドスウィングモデルを、生化学的、構造生物学的に検証を進める。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
消耗品、旅費、謝金、その他(共同施設使用料、論文校閲・掲載費)に使用予定である。繰越金は構造解析用の消耗品、共同施設使用料に当てる
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Research Products
(4 results)