2014 Fiscal Year Annual Research Report
災害弱者としての成人透析患者の震災前後の死因別死亡リスクの変化に関する疫学研究
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24390155
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Research Institution | Iwate Medical University |
Principal Investigator |
大澤 正樹 岩手医科大学, 医学部, 講師 (60295970)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 末期腎不全 / 死亡率 / 震災 / 疫学 / 透析治療 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度の末期腎不全登録事業は以下のスケジュールで実施した(7月14-16日に県立宮子病院と宮古市後藤泌尿器科皮膚科医院、7月23-24日に岩手県立久慈病院、7月25日に国保種市病院、7月30-31日にせいてつ記念病院、8月20-21日に松原クリニック、8月20-22日に県立大船渡病院、8月27-29日に県立釜石病院、9月8日に遠野市新里医院、9月10-11日に地の森クリニック、9月16-17日に岩泉済生会病院、9月18-19日に県立遠野病院、10月9、10日に日高見クリニック、10月16、17日に宝陽病院、10月21、23日に二戸へクリニック、11月19日、20日に北上済生会病院)。登録事業と同時に収集データの編集作業を実施した。平成25年中に入力作業を実施した岩手県北部地域のデータ(沿岸地域:岩泉町、久慈市、宮古市、山田町、洋野町、内陸地域:一戸町、岩手町、雫石町、盛岡市、二戸市、矢巾町)の集計結果を2014年ヨーロッパ腎臓学会に演題応募して採択された。しかし、学会発表の5月は岩手県内透析施設との交渉ならびに岩手県医師会事務との協議が重なり、国際学会発表を取りやめざるを得なかった。上記データセットに加えて、平成26年に新たに収集した岩手県中央病から県南部の調査データの入力を順次行った上で、第50回日本循環器病予防学会に震災前後の死亡率の推移について検討した演題を公表した。更に、震災翌年の透析患者新規罹患率と透析患者死亡率を検討した演題を2014年アメリカ腎臓学会学術集会の場で口述発表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
末期腎不全登録事業登録事業が計画通りには進捗できなかった。奥州市、一関市、盛岡市の一部では調査時期が冬にずれ込み、調査する看護師の手配が十分に出来なかった。また、平成25年から26年にかけて収集した調査票の電子化作業は、入力担当者の予期せぬ退職と、後任者の選定がうまくいかずに、データ入力が完全には終了しなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
平成26年度当初予定では岩手県内透析施設の調査を全ての施設で終了させる計画であった。また、調査票の電子化作業も終了させて、複数の施設で調布登録されている患者データの編集作業も完了させる予定であった。平成26年度中に終了できなかった上記作業について、調査に関わる賃金・交通費・調査票入力に関わる賃金等を次年度に繰り越すこととした。
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Causes of Carryover |
平成26年度に予定していたヨーロッパ腎臓学会での成果公表は、岩手県内透析施設での登録調査実施に関する協議に時間を要し、演題採択はされたものの現地(オランダ)での成果公表を諦めた。岩手県内全ての透析施設で看護師を派遣して登録作業を実施する予定であったが、調査時期が冬にずれ込んだため、各透析施設で見込んだ予定調査日数での調査が困難となり、一部の透析施設で調査が出来なかった。看護師によって収集された調査票の内容について電子入力するための研究捕手を雇用したが、本人の都合で突然の退職となり、後任の研究捕手の充足が遅れ、データの未入力が残存した。旅費ならびにこれらの作業に関連する賃金と交通費の未使用が生じた。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
未使用金を繰り越して、平成26年度に調査の出来なかった施設(一関市、奥州市、盛岡市の一部)に看護師を派遣して登録事業を行って、全ての透析施設での調査を終了させる。また、データ未入力分と新たに調査する施設で発生する調査票に関しては、今年度も研究捕手を雇用して継続的に電子化作業を実施するとともに、データを完成させて学会公表ならびに論文公表の費用に当てる。
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Research Products
(5 results)
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[Presentation] The crude annual mortality rate of patients with End Stage Renal Disease slightly decreased and the crude incidence rate of End Stage Renal Disease continued to increase in the disaster area in the following year of The Great East Japan Earthquake 2011.2014
Author(s)
Masaki Ohsawa, So Ohmori, Wataru Obara, Takashi Isurugi*, Kozo Tanno, Toshiyuki Onoda, Shinichi Omama, Yasuhiro Ishibashi, Shinji Makita, Akira Okayama, Tomoaki Fujioka
Organizer
2014 Annual Meeting of the American Society of Nephrology
Place of Presentation
Philadelphia, PA
Year and Date
2014-11-15
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