2014 Fiscal Year Annual Research Report
MuSK抗体陽性重症筋無力症の新治療法を可能にする病態メカニズムの研究
Project/Area Number |
24390228
|
Research Institution | Tokyo Metropolitan Geriatric Hospital and Institute of Gerontology |
Principal Investigator |
重本 和宏 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究部長 (40284400)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森 秀一 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究員 (30508677)
枝松 緑 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究員 (10735343)
宮崎 剛 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究員 (50376480)
|
Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
|
Keywords | 重症筋無力症 / 疾患モデル / 神経筋シナプス / muscle-specifc kinase / LRP4 |
Outline of Annual Research Achievements |
①抗MuSK( muscle-specific kinase)抗体で発症する重症筋無力症(MuSK-MG)は抗AChR抗体陽性MG(AChR-MG)に対する従来の治療法に対してむしろ症状が悪化するケース、さらに難治性で急速に筋萎縮に至る症例もあるが、申請者はラパマイシンがMuSK-MGモデルに有効であることを発見しており、本年度はその効果の再現性と抗体価や病理学的解析の検証を行ないデータ収集と解析を行った. ②MuSK-MGのモデルマウスに対するラパマイシンの有効性の機序を解明するために、regulatory T細胞測定方法の確立を行った. 免疫システムの対する効果の解析は今後も検討が必要である. ③抗LRP4抗体陽性MG(Lrp4-MG)モデル作製と病態解析を行い、論文投稿の準備を進めている. 筋電図は典型的な漸減反応を示し、骨格筋の免疫染色によりシナプス全体の形態変化を認めた. マウスから採取した骨格筋を顕微鏡下でシナプスに直接電極を挿入して、静止状態および神経刺激による単一筋線維の電位測定を行うことで伝導障害を定量的に計測する手法を確立した。また、電気生理学的解析とあわせてFM-143色素を使い、MGモデルマウスのシナプス機能の病態解析を行う手法の確立を行った. ④LRP4-MGモデルマウスのプレシナプスに存在するアクティブゾーンの定量的形態を共焦点顕微鏡で行いデータ収集と解析を完了した. プレシナプスのアクティブゾーンの量が減少すること、一方で密度は正常と較べてわずかに減少することがわかった.
|
Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Causes of Carryover |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Expenditure Plan for Carryover Budget |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(10 results)