2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
24390316
|
Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
野口 洋文 琉球大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (50378733)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
齊藤 一誠 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (90404540)
|
Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
|
Keywords | 膵島移植 / JNK抑制ペプチド / 新規臓器保存液(HN-1溶液) / 連続比重・密度勾配による純化 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、第四世代膵島分離技術を確立しその技術の臨床応用化することを目的としていた。申請代表者は、京都大学所属時に、主要メンバーの一人として日本初となる心停止ドナーからの膵島移植、および世界初となる生体膵島移植に成功した実績を持つ。その後、ベイラー研究所で教授として100例以上のヒト膵島分離を実施しており、その時に第三世代膵島分離技術を確立した。その成績は、移植率は80%以上であり、かつ1回のみの移植でインスリン離脱率が100%であった。欧米の一般的な膵島分離施設の移植率は30-40%であり、通常2-3回の移植でインスリン離脱が達成できることを考慮すると、第三世代膵島分離技術のレベルの高さがうかがえる。本研究ではその技術をさらに発展させ、その技術を臨床応用化することを目的としていた。 具体的には次の3つの改変を行った。1. 膵管保護溶液にJNK抑制ペプチドを添加、2. 新規臓器保存液(HN-1溶液)の使用、3. 連続比重・密度勾配による純化、の3つを行った。1に関しては平成24年以前に申請代表者がヒト膵を用いてすでに有効性を確認していたため、安全性確認を平成24年度に行った。2、3に関しては有効性を平成24年度に確認し、平成25年度に安全性を確認した。平成26年度にこれらの技術の臨床応用化を行った。 研究代表者は現在、京都大学、大阪大学、国立病院機構千葉東病院、信州大学の4施設で臨床膵島移植を実施しており、平成25、26年度に千葉東病院で2例、京都大学で2例、大阪大学で1例(自家移植)の移植を実施することができた。平成25年以降に全国で行われた臨床膵島移植は、5例の他家移植と1例の自家移植の計6例であり、この6例中5例に研究代表者が関与した。
|
Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Causes of Carryover |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Expenditure Plan for Carryover Budget |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
-
-
-
-
-
[Journal Article] A new method for generating insulin-secreting cells from human pancreatic epithelial cells after islet isolation transformed by NeuroD1.2014
Author(s)
Shimoda M, Chen S, Noguchi H, Takita M, Sugimoto K, Itoh T, Chujo D, Iwahashi S, Naziruddin B, Levy MF, Matsumoto S, Grayburn PA.
-
Journal Title
Hum Gene Ther Methods.
Volume: 25
Pages: 206-219
DOI
Peer Reviewed
-
-
[Journal Article] Novel positively charged nanoparticle labeling for in vivo imaging of adipose tissue-derived stem cells.2014
Author(s)
Yukawa H, Nakagawa S, Yoshizumi Y, Watanabe M, Saito H, Miyamoto Y, Noguchi H, Oishi K, Ono K, Sawada M, Kato I, Onoshima D, Obayashi M, Hayashi Y, Kaji N, Ishikawa T, Hayashi S, Baba Y.
-
Journal Title
PLoS One.
Volume: 9
Pages: e110142
DOI
Peer Reviewed / Open Access