2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
24390317
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
岡 正朗 山口大学, その他部局等, 学長 (70144946)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
恒富 亮一 山口大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (10420514)
吉村 清 独立行政法人国立がん研究センター, 先端医療開発センター, 分野長 (30346564)
藏滿 保宏 山口大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (50281811)
浜本 義彦 山口大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (90198820)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 膵癌 / 癌幹細胞 / 免疫療法 |
Outline of Annual Research Achievements |
これまでに、膵癌患者の癌細胞から当科にて樹立した細胞株 (YPK2及びYPK5) から、独自培養法により癌幹細胞様細胞 (YPK2-Lm及びYPK5-Lm) を誘導することに成功している。これにより、培養細胞集団から膵癌幹細胞集団について約100倍の濃縮が可能となった。これらの癌幹細胞様細胞は、癌幹細胞マーカーの一つであるCD44 variant, CD24, CD44, and ESAの発現及びALDH活性がそれぞれの親株と比較して亢進していた。さらに、上記癌幹細胞様細胞においてマウスへの移植実験から腫瘍形成能の亢進も見られた。 これら、親株と誘導膵癌幹細胞様細胞とについて、網羅的発現解析結果 (cDNAマイクロアレイ、二次元電気泳動、及びMALDI TOF/TOF MS) から誘導膵癌幹細胞様細胞における発現亢進が認められた2つの候補分子 (タンパク) に絞って解析を進めた。これらの誘導膵癌幹細胞様細胞における発現亢進は、フローサイトメトリー解析においても再確認され、また、それらの発現はCD44 variantの発現と関連していた。 さらに、ヒト膵癌臨床サンプルを用いての免疫組織染色解析から、膵癌幹細胞特異的タンパク候補である上記2つの内一つの発現強度が、腫瘍径とともに膵癌患者の独立した予後規定因子であることを明らかとした。 以上の結果から、上記のタンパクは、膵癌免疫療法のターゲットとなりうる膵癌幹細胞特異的タンパクであることが示唆された。この標的タンパクについて、免疫学的に反応性が高いペプチドの同定を膵癌患者PBMCを用いてのELISPOTアッセイにより検討を試みたが、膵癌患者PBMCは他癌腫患者PBMCと比較して免疫学的反応性が低く、実験条件の改良が必要であった。抗原刺激回数を増やすことで実験条件の改善が見られたことから、今後、免疫療法に適した抗原ペプチドの同定を進めていく。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(8 results)
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[Journal Article] Involvement of angiotensin II type 2 receptor (AT2R) signaling in human pancreatic ductal adenocarcinoma (PDAC): a novel AT2R agonist effectively attenuates growth of PDAC grafts in mice.2015
Author(s)
Ishiguro S, Yoshimura K, Tsunedomi R, Oka M, Takao S, Inui M, Kawabata A, Wall T, Magafa V, Cordopatis P, Tzakos AG, Tamura M.
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Journal Title
Cancer Biol Ther.
Volume: 16
Pages: 307-316
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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[Journal Article] A stem cell medium containing neural stimulating factor induces a pancreatic cancer stem-like cell-enriched population.2014
Author(s)
Watanabe Y, Yoshimura K, Yoshikawa K, Tsunedomi R, Shindo Y, Matsukuma S, Maeda N, Kanekiyo S, Suzuki N, Kuramasu A, Sonoda K, Tamada K, Kobayashi S, Saya H, Hazama S, Oka M.
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Journal Title
Int J Oncol.
Volume: 45
Pages: 1857-1866
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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[Journal Article] Adoptive immunotherapy with MUC1-mRNA transfected dendritic cells and cytotoxic lymphocytes plus gemcitabine for unresectable pancreatic cancer.2014
Author(s)
Shindo Y, Hazama S, Maeda Y, Matsui H, Iida M, Suzuki N, Yoshimura K, Ueno T, Yoshino S, Sakai K, Suehiro Y, Yamasaki T, Hinoda Y, Oka M.
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Journal Title
J Transl Med.
Volume: 19
Pages: 175
DOI
Peer Reviewed / Open Access
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