2014 Fiscal Year Annual Research Report
休眠原始卵胞の人為的活性化技術を応用した新たな不妊治療法の開発
Project/Area Number |
24390376
|
Research Institution | St. Marianna University School of Medicine |
Principal Investigator |
河村 和弘 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 准教授 (10344756)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高江 正道 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 助教 (00621301)
吉岡 伸人 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 助教 (10468928)
|
Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
|
Keywords | 原始卵胞 / 生殖補助医療 |
Outline of Annual Research Achievements |
早発閉経や閉経前後の不妊患者では、卵胞が発育せず自らの卵子を用いた妊娠は非常に困難である。申請者は最近、PTEN阻害剤とPI3K活性化剤を用いた休眠原始卵胞の人為的活性化に成功した。本研究は、本法の臨床応用により、提供卵子による治療以外に確実な方法がないこれらの患者の卵巣の卵子形成能を再生させ、自らの卵子で妊娠する新たな治療法を確立することが目的である。 本年度は、初期卵胞発育を制御する因子の機能解析並びに相互作用の解明を完了した。初期卵胞発育因子の網羅的探索の結果、C-type naturiuretic peptide, R-spondin2, CCN2, CCN3, CCN5, CCN6を新たな発育因子として同定し、初期卵胞の発育を促進することを明らかにした。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初の予想に反し、マイクロアレイで探索し同定した卵胞発育促進因子の機能解析を行っている際に、互いの卵胞発育促進因子が相互作用を有することが明らかとなった。研究遂行上、この作用の本質を見極めることが必要であるので、追加の卵胞発育促進因子の相互作用を解析する必要が生じたため。
|
Strategy for Future Research Activity |
同定した卵胞発育促進因子の相互作用について機能解析を行い、実験結果の解析の上、成果を取りまとめる。
|
Causes of Carryover |
当初の予想に反し、マイクロアレイで探索し同定した卵胞発育促進因子の機能解析を行っている際に、互いの卵胞発育促進因子が相互作用を有することが明らかとなった。研究遂行上、この作用の本質を見極めることが必要であるので、追加の卵胞発育促進因子の相互作用を解析する必要が生じたため。
|
Expenditure Plan for Carryover Budget |
同定した卵胞発育促進因子の相互作用について機能解析を行い、実験結果の解析の上、成果を取りまとめる。
|
Research Products
(13 results)