2012 Fiscal Year Annual Research Report
組織修復における骨髄由来前駆細胞の機能の解明と再生医療への応用
Project/Area Number |
24390398
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
吉村 浩太郎 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (60210762)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 血管内皮前駆細胞 / 脂肪由来幹細胞 / 交換移植 / 組織リモデリング |
Research Abstract |
脂肪組織の修復における骨髄前駆細胞の関与を、GFPマウスの移植モデルを使用して調べた。脂肪細胞の再生、血管構築、などに少量の関与が確認され、毛細血管網には大きな関与が認められた。本研究の結果を現在論文投稿用に解析中である。 骨髄移植モデルも完成し、その検討をすすめている。モビライザを用いた研究から、各種モビライザの特性について検討をはじめた。骨髄移植は7週齢のマウスに11G照射し4週間おいた後、自家鼠径脂肪移植したものと何もしていないものの比較をした。3ヶ月後(照射後4ヶ月)、ペリリピン染色でGFP陽性の脂肪細胞はどちらも認めなかった。3ヶ月後(照射後4ヶ月)、FACSも行い、ASCは何もしていないもの(放射線障害のみ)8.5%、移植後28.1%のGFP陽性ホスト由来細胞が認められた。現在骨髄移植したモデルで照射後4週・6週・6ヶ月、照射4週後に虚血再灌流障害を起こし2週後を観察する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
初期段階の結果をまとめた論文を現在準備中である。
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Strategy for Future Research Activity |
今後はモビライザーによる骨髄細胞の動員を分析し、モビライザー毎の機能解析、ホーミングや分化誘導に使用できる薬剤について解析予定としている。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
本年度は薬剤の効能解析やATSBの機能解析を中心に行い、動物投与による治療法の開発を次年度に行う予定としている。
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