2013 Fiscal Year Annual Research Report
アポトーシスおよび非アポトーシス細胞死機序におけるcPLA2の関与について
Project/Area Number |
24390421
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
中村 卓 長崎大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (30172406)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
角 美佐 長崎大学, 医歯(薬)学総合研究科, 准教授 (90284702)
佛坂 由可 長崎大学, 大学病院, 講師 (10244089)
佐々木 美穂 長崎大学, 大学病院, 助教 (10437874)
片山 郁夫 長崎大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (80295089)
田代 茂樹 長崎大学, 大学病院, 助教 (20300882)
市川 陽子 長崎大学, 大学病院, 助教 (90380857)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | アポトーシス / 非アポトーシス |
Research Abstract |
cPLA2マウス作製が最終段階に入った。平成25年度ではしたがって以下の項目を完了した。 1).pla2g4a(loxP)Homoマウスの作成 2).Cre導入交配による[Cre+/-,cPLA2-KO-/+]マウス作成 3).KO作製交配によりさらに以下の2種類のマウスを作成した a)[Cre-/-,cPLA2-KO-/-] b)[cPLA2-KO-/-] 4)loxPホモマウス維持交配 2)については、Cg-Tg(CAG-Cre)CZ-MO2Osb Hetero♂と Pla24a(loxP)Homo♀との交配による。 3a)については、♂とCAG-Cre+/-,cPLA2-KO-/+♀との交配による。 3b)については、cPLA2-KO-/+♂とcPLA2-KO-/+♀との交配による。今後は、cPLA2knock-outマウスの肺から得られた線維芽細胞および,脳切片さらには脾臓から得られたリンパ球等を利用して以下の項目について研究を進めていきたい。 1).低酸素分圧条件下におけるcPLA2+/+とcPLA2-/-細胞の動態の相違。アポトーシス特に低酸素分圧条件下におけるERストレスレスポンスの違い。 2).DNA障害因子に対する応答。 3).低酸素分圧条件下および γ-taxilinあるいはαNACを枯渇させた場合の脳切片細胞におこるneurodegenerativeな老化の相違について。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
最初の計画よりは少し遅れ気味ではあるが、この件についてはすでに報告し了承され、線量の移行も認められ、すみやかに処理されている。その後の進捗については特に支障は認めない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成26年度は完成したcPLA2 KOマウスを用いて、以下の研究計画を予定どおり実施する。 1) 肺などより単離した線維芽細胞を用いて、低酸素分圧条件での細胞動態の解析 2) 脳スライス培養系を用いた低酸素分圧条件下での細胞障害解析
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
前年度に認められた計画変更に基づくもの 平成25年度に実施する計画であったノックアウトマウス確立のために用いる。
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