2014 Fiscal Year Annual Research Report
下顎頭軟骨細胞の分化成熟過程における機械的刺激応答の分子メカニズムの解明
Project/Area Number |
24390462
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
高橋 一郎 九州大学, 歯学研究科(研究院), 教授 (70241643)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
寺尾 文恵 九州大学, 歯学研究科(研究院), 助教 (10510018)
春山 直人 九州大学, 大学病院, 講師 (70359529)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 発生・分化 / 細胞・組織 / ストレス / 軟骨細胞 |
Outline of Annual Research Achievements |
ヒトの顔の成長発育ならびに咀嚼機能を支える最も重要な器官のひとつとして、顎関節が挙げられる。本研究では、下顎頭軟骨細胞の機械的刺激応答の分子機構を多面的に検討し、下顎頭軟骨における軟骨細胞分化のメカニズムを解明するとともに、機械的刺激による下顎頭軟骨細胞の細胞分化の促進、あるいは抑制機構について、一次軟骨と比較しながら検討した。 これまでのラットによる検討を踏まえ、アレイで網羅できる抗体の種類を増やすため、ラットからマウスへ動物種を変更した。ラットによる検討と同時期に相当するマウス胎齢10日の四肢胚と胎齢14日の下顎頭軟骨を採取し、シリコンを底面に持つBioflexプレートを用いて細胞に伸展力を負荷することにより、軟骨細胞の初期分化に対する機械的刺激の影響を検討した。マウス胎齢10日の四肢胚およびマウス胎齢14日の下顎頭を採取し、トリプシン・コラゲナーゼにより分散後、培地に再懸濁し、6×10 6cell/mlの濃度で60 μl/spotずつ播種し、10%FBS添加DMEM培地にて培養を行った。培養開始後、軟骨ノジュール形成初期に伸展力を加え、1時間後、PBSにて細胞を回収、液体窒素にて細胞を破砕後、抗体アレイ解析を行った。その結果、軟骨分化に関わると考えられているCaveolin-1, Galectin 3, およびPatchedにおいて下顎頭特異的に減少が認められ、アポトーシスに関連するCaspase-3 に増加が認められた。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(1 results)