2014 Fiscal Year Annual Research Report
回復期脳血管障害患者に手の動きの自覚と語りを促す手浴ケアの成果モデルの効果検証
Project/Area Number |
24390473
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
矢野 理香 北海道大学, 大学院保健科学研究院, 准教授 (50250519)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長谷山 美紀 北海道大学, 情報科学研究科, 教授 (00218463)
渡辺 玲奈 北海道大学, その他の研究科, その他 (10431313)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 手浴 / 脳血管障害患者 / 成果モデル / 看護技術 / 効果検証 / RCT / 自然言語処理 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、「回復期脳血管障害患者に手の動きの自覚と語りを促す手浴ケアの成果モデル」の臨床的効果を、継続して無作為化比較試験により検証し、臨床応用が可能なモデルとして確立すること、対象者の語りを量的・質的に可視化が可能と考えられる自然言語分析手法を確立することを目的としている。 本成果モデルの効果を、対象者の語りから形態素解析および形容詞分析によって自動的・客観的に解析するソフトプログラムの試案をこれまでに作成してきた。平成26年度は、本プログラムについて、名詞及び形容詞抽出の精度をあげること、形容詞辞書の妥当性を高めるために改良を加え、「手浴ケア分析システム」として開発した。また、臨床看護師が簡便に、使用可能なプログラムとして、改良を加え、大学のサーバーにおいて管理する可能性を検討した。さらに、手浴ケアの成果モデルの臨床的効果を無作為化比較試験の研究デザインにより検証してきたが、合計57名分のデータについて、「手浴ケア分析システム」により再分析を実施した。その結果、語りからの形態素解析により、品詞の抽出および形容詞と副詞との区別することに課題があること、形容詞辞書の追加が必要であること、本研究結果から再度形容詞辞書の判別に関する妥当性検証の基礎研究が必要であることが明らかになった。また、手浴介入前後の手の動きの評価として、動作分析を導入することについて、予備研究を行った。動作分析プログラムの特徴から、手指の角度の変化および動線の測定は可能であり、対象者と共にケア後に効果を確認することが可能であり、測定された数値の変化のみよりも、効果を可視化する介入方法として有用であると考えられた。今後、これらの内容を含んだ手浴ケアプログラムガイドラインの作成に取り組み、臨床へ普及をはかることが必要であると考えられた。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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