2014 Fiscal Year Annual Research Report
災害時における車いす利用者の避難生活環境のユビキタスシステムの開発と評価
Project/Area Number |
24390478
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Research Institution | Kyoto Gakuen University |
Principal Investigator |
西田 直子 京都学園大学, 健康医療学部, 教授 (80153881)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 容子 京都府立医科大学, 医学部, 講師 (00321068)
滝下 幸栄 京都府立医科大学, 医学部, 准教授 (10259434)
辻村 裕次 滋賀医科大学, 医学部, 助教 (40311724)
鈴木 ひとみ 京都学園大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (60462008)
岩脇 陽子 京都府立医科大学, 医学部, 教授 (80259431)
室田 昌子 京都府立医科大学, 医学部, 講師 (80610641)
原田 清美 京都府立医科大学, 医学部, 助教 (80712934)
垰田 和史 滋賀医科大学, 医学部, 准教授 (90236175)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 災害 / 車いす利用者 / 避難生活環境 / ホームページ / 避難所 / バリアフリー |
Outline of Annual Research Achievements |
平成24年度に行った京都市中京区の32避難所の施設代表者の意識調査の結果を京都市教育委員会と中京区役所防災対策室に承認をいて,避難所17カ所の施設の入口,点字ブロック,身障者トイレ,洋式トイレ,オストミー対応トイレ,エレベーターなどの現地調査について,評価項目およびバリアフリーの評価基準に従って調査した.その内容を整理し,施設ごとにホームページに掲載できるようにサイトを整理した.その後,業者に作成を依頼し、平成26年10月にサイト(案)が完成し、京都市教育委員会と中京区役所防災対策室に内容を吟味してしてもらった.避難施設の中で,朱雀中学校が平成25年に改造されスロープなどができたため,再度実態調査を行った.教育委員会から掲載内容についての確認事項が10項目あり,一つ一つに回答と改善と修正を行ったため,最終許可が得られたのが平成27年2月となった. そのため,研究期間を延長し、ホームページの掲載は平成27年の4月以降になり,ホームページの評価やユビキタスシステムの評価が平成27年度に繰り越すことになった.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
1: Research has progressed more than it was originally planned.
Reason
平成24年度に行った京都市中京区の32避難所の施設代表者の意識調査の結果を京都市教育委員会と中京区役所防災対策室に承認をいて,避難所17カ所の施設の調査について,内容を整理し,施設ごとにホームページに掲載できるようにサイトを整理した.その後,業者に作成を依頼し、平成26年10月にサイト(案)が完成し、京都市教育委員会と中京区役所防災対策室に内容を吟味してしてもらった.避難施設の中で,朱雀中学校が改造されスロープなどができたため,再度実態調査を行った.教育委員会から掲載内容についての改善と修正を行ったため,最終許可が得られたのが遅れた.そのため,研究期間を延長し、ホームページの掲載は平成27年4月以降になり,ホームページの評価やユビキタスシステムの評価が平成27年度に繰り越すことになった.
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Strategy for Future Research Activity |
平成27年度に、京都市教育委員会と中京区役所防災対策室に承認を得たホームページを完成し、そのサイトを立ち上げる.そのホームページの内容について車いす利用者や高齢者に協力を得てホームページを評価し、その内容の適正、活用の方法、不安などについて,ホームページ上で調査を行うと共に、全国脊損連合会などの協力を得て郵送調査を行う予定である.
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Causes of Carryover |
実態調査で得られた避難所の施設環境をホームページに作成し,京都市中京区役所防災対策室と京都市教育委員会に内容の許可を得るため,平成26年10月に送付したが,承認に時間が必要で,ホームページの完成が遅れた.そのため,当初ホームページを完成し,サイトを立ち上げる予定であったが,その費用が未使用になった.また,車いす利用者に避難所におけるバリアフリーに関する調査を行う予定であったが,平成26年度内にはできないため,未使用になった.
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
平成27年度に京都市中京区役所防災対策室と京都市教育委員会に内容の承認を得たホームページを完成し,そのサイトを立ち上げる.そのホームページをの内容について,車いす利用者に避難所におけるバリアフリーに関する調査サイトを作成し,平成27年5~6月に調査を行うため,未使用額はこの経費を充てることにしたい.また,全国脊損連合会の協力を得て,車いす利用者にホ-ムページを活用した調査と郵送調査を行いたい.その後、日本看護技術学会と人間工学学会看護人間工学部会で発表を行う予定である.
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Research Products
(1 results)