2013 Fiscal Year Annual Research Report
NICUから在宅への移行を支える看護実践能力育成プログラムの開発
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24390499
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Research Institution | Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
中山 美由紀 大阪府立大学, 看護学部, 教授 (70327451)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡本 双美子 大阪府立大学, 看護学部, 准教授 (40342232)
岡田 彩子 兵庫県立大学, 看護学部, 准教授 (10425449)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 看護実践 / NICU / 在宅移行支援 / 教育プログラム |
Research Abstract |
本研究はNICU看護師を対象としたNICUから在宅への移行を支える看護実践能力育成プログラムの開発とその評価を目的とする。そのために、平成25年度は、①NICU看護師に対する在宅移行支援プログラムの内容の検討とその実施、さらにプログラムの評価尺度の作成を行った。②NICU看護師と継続したネットワークの構築による退院困難事例の看護の検討を実施した。 ①に関して、平成24年度に検討したNICU看護師に対する在宅移行支援を実践する上での課題から必要な知識と技術を教育内容として、プロジェクト学習法をも用いて18名に看護師対象に、「NICUにおける在宅移行支援研修会」を実施した。現在フォローアップ期間中であり、プログラム実施1か月、4か月後にプログラムの効果を査定する。本研修会は平成25年度にも開催予定である。本プログラムの効果を査定するために、現在尺度を開発している。プログラムの効果の一つの指標として、家族看護実践能力の向上と考えた。NICU看護師の家族形成に対する看護実践についての質的記述研究から抽出した実践内容の54項目を項目として、NICU看護師200名を対象に調査を実施し、現在分析中である。 ②に関しては、NICU看護師との継続したネットワークの構築として、NICUにおける退院困難事例の看護の検討会を年間6回開催し、複雑な家族背景をもつ家族へ退院支援などのテーマで事例検討を行った。各回の参加者は約15名であった。 これらから平成26年度に向けて、在宅移行支援に関する教育プログラムの評価を行い、プログラムを開発する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
平成25年度に実施した教育プログラムの参加者が、充分に確保できなかったため、平成26年度に再度実施する予定である。しかし、プログラムの参加者からの評価は良好であり、参加者の確保は期待できると考えている。 プログラムの評価に関しても、現在、尺度を開発しているため、ややプログラムの開始が遅れた。現在尺開発に関するデータ収集も終了し、分析中である。研究の進捗状況はやや遅れているが、平成26年度には研究終了できると考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
平成25年度に実施した「NICUにおける在宅移行支援研修会」を同様に実施し、評価を行う。その評価の指標として、現在開発している尺度を用いる。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
教育プログラムの効果の検討をする中で、評価尺度を開発する必要ができたために、プログラムの開始が遅れた。本年度中に教育プログラムを2クール行う予定であったが。開始時期が遅れたために1クール目の教育プログラムのみ開催できた。プログラムの効果を分析するためには、参加者の確保が必要であるために次年度にも開催する予定である。これらの諸費用が必要なため繰り越した。 教育プログラムを次年度にも実施する。開始時期を次年度の7~8月として、フォローアップも入れて、次年度にデータ収集、分析を行う。評価尺度も分析を終え、その成果を学術学会に発表し、論文に投稿する。
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Research Products
(4 results)