2015 Fiscal Year Annual Research Report
女性のリプロダクション健康課題に対する意思決定支援の評価研究
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24390501
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Research Institution | St. Luke's International University |
Principal Investigator |
有森 直子 新潟大学, 医歯学系, 教授 (90218975)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堀内 成子 聖路加国際大学, 看護学部, 教授 (70157056)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 意思決定支援技法 / 生殖医学 / 評価研究 / 看護 |
Outline of Annual Research Achievements |
2015年1月17、24日に「リプロダクション領域における看護職を対象にした共有意思決定(以下Shard Decision Making:SDM)教育プログラム」を開催し、その評価を行った。対象となった看護職は介入群は27名、対照群は16名。教育プログラムは①SDMについて理解する、②SDMを行うために看護者に必要なEBM/Nを理解する、③ロールプレイを通して自らのSDMについてリフレクションができるとした。評価は、7事例(対応困難事例5と通常事例2)を用いた質問紙とし事前事後の2回行った。指標はプライマリーアウトカムとして13項目からなる既存のSDM尺度の平均値、セカンダリーアウトカムとして、クライエントとの遭遇、クライエントの不安度、研究者作成の15項目からなるSDMQ15 尺度(関係性Q6、SDMQ9、サポートQ2)とした。さらにプロセス評価を行った。 結果、対象者は介入群17名、対照群11名から回答が得られた。対象者の背景として意思決定支援教育が対象群の方が割合として多い傾向にあった。その他年齢、経験年数に差異は見られなかった。プライマリーアウトカムは、介入群では困難事例2事例のみ低下がみられたがそれ以外の5事例は事後に上昇していた。一方対照群ではすべて事後に低下していた。研究者作成した15項目からなる「信頼性」、「SDMQ9(既存尺度)」、「サポート」では、介入群はすべて事後に上昇し、特に関係性の上昇率が高かった。対照群では、事後にはすべて低下していた。教育プログラムのわかりやすさ等を尋ねたプロセス評価(満足度、わかりやすさ、RPの効果等)では、ワークシートの活用しやすさを除き、8割以上が肯定的な評価を得られた。 以上の内容をシドニーで開催されたinternational Shared Decison Making Conferenceにおいて発表した。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Presentation] 出生前検査に関する遺伝カウンセリングの評価2015
Author(s)
青木美紀子, 有田 美和, 有森 直子, 小笠原 智香, 熊耳 敦子, 塩田 恭子, 島袋 林秀, 玉置 優子, 兵藤 博信, 堀内 洋子, 水野 吉章, 山中 美智子
Organizer
日本遺伝カウンセリング学会誌
Place of Presentation
三井ガーデンホテル千葉(千葉)
Year and Date
2015-06-25 – 2015-06-28
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[Presentation] 出生前診断の事前説明にかかる時間は説明の質に影響するか? 出生前診断の実施状況に関する全国調査報告より2015
Author(s)
三宅 秀彦, 山田 重人, 藤井 庸祐, 佐合 治彦, 松原 洋一, 関沢 明彦, 高田 史男, 有森 直子, 金井 誠, 平原 史樹, 増崎 英明, 澤井 英明, 山内 泰子, 小笹 由香, 久具 宏司
Organizer
日本遺伝カウンセリング学会誌
Place of Presentation
三井ガーデンホテル千葉(千葉)
Year and Date
2015-06-25 – 2015-06-28
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