2014 Fiscal Year Annual Research Report
「食」からはじめる施設入居高齢者の生活再構築支援モデルの開発
Project/Area Number |
24390511
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Research Institution | University of Hyogo |
Principal Investigator |
坂下 玲子 兵庫県立大学, 看護学部, 教授 (40221999)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 拓一 東北大学, 歯学研究科(研究院), 講師 (10303132)
高見 美保 兵庫県立大学, 看護学部, 准教授 (50613204)
森本 美智子 兵庫県立大学, 看護学部, 教授 (60342002)
藤尾 祐子 順天堂大学, 公私立大学の部局等, 助教 (60637106)
加治 秀介 兵庫県立大学, 看護学部, 教授 (90224401)
松下 健二 独立行政法人国立長寿医療研究センター, その他部局等, その他 (90253898)
金 外淑 兵庫県立大学, 看護学部, 教授 (90331371)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 食 / 生活再構築 / 看護学 / 高齢者 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究においては、生活の構築における「食」の重要性に着目し、「食」の援助を契機に高齢者が主体的に自らの生活を創出できるような支援モデルの開発を目的とした。平成24年度は、生活再構築支援モデル案の作成を行い、平成25年度および平成26年度にかけて、生活再構築支援モデルの試行と評価を実施し、平成26年度は生活再構築支援モデルの精錬と汎用化の検討を行った。 2施設の特別養護老人ホームの高齢者148名(男性35名、女性113名、平均年齢84.8歳)を対象に、平成25年度に作成した「食からはじめる施設入居高齢者の生活再構築支援モデル」を実施した。本研究は最初の3カ月間は入居者・家族および介護スタッフへの個人および集団への学習会および介入を行い、その後3カ月、引き続き食に関して課題のある高齢者を内容に個別介入を実施するものである。介入開始前、開始後3カ月、開始後6カ月そして、プログラム終了後6カ月後(プログラム開始より1年後)のアウトカムについて評価し、プログラムを精錬させた。 プログラム開始前と比較し3カ月後、6カ月後では食欲、栄養摂取量、水分摂取量、体重は有意に増加した。しかし1年後では、プログラム開始前と比べて有意に良好な値ではあったが(P<0.01~0.05)、プログラム開始3カ月後、6カ月後と比較するとやや戻る傾向がみられた。集団および個別に働きかける本プログラムは有効であると考えられたが、長期的に継続的な支援が必要であると考えられた。また本プログラムでは、入居者に直接ケアを提供するスタッフだけでなく、看護師、介護士、栄養士などの多職種そして各部署の責任者も含め学習会を実施したことで、改善内容の定着がみられたと考えられた。これらの結果を踏まえ「食からはじめる施設入居高齢者の生活再構築支援モデル」の精錬を行った。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(12 results)