2017 Fiscal Year Annual Research Report
Cataloging for the pre-modern Japanese illustrated books and Ukiyo-e existing in Europe.
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24401019
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
赤間 亮 立命館大学, 文学部, 教授 (70212412)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 古典籍 / 浮世絵 / 絵入本 / 絵本 / 在外美術品 / イメージデータベース / ポータルデータベース / デジタルアーカイブ |
Outline of Annual Research Achievements |
平成29年度までの調査箇所の資料について、データ整理、WEB上のイメージデータベース化は、すべて完了している。平成29年度に調査・デジタル化を実施したのは次の通り。 〈古典籍〉ドイツ・ドレスデン州立博物館、スイス:チューリッヒ・リートベルグ博物館(Grossコレクション)、ベルギー:ブリュッセル・王立歴史美術館、オランダ:ライデン民族学博物館、〈浮世絵〉スイス・リートベルグ博物館 リートベルグ博物館(Grossコレクション)は、本課題開始当初は、未知のコレクションであり、かつ予想を上回る量であった。平成30年度以降も調査を予定し、完了を期したい。ベルギー王立歴史美術館の古典籍資料は、現在、蔵書全体の50%が完了している。また、ライデン民族学博物館の、古典籍については、周知の如くシーボルトの蔵書を含む大規模なコレクションであり、90%の調査・デジタル化が完了している。これも、30年度中に完了したい。日本の研究者は、これまでこのコレクションの調査を繰返してきたが、本課題研究により、研究効率がきく進展するものと期待できる。 一般公開については、ベルギー王立歴史美術館が浮世絵の画像公開開始。アート・リサーチセンター浮世絵ポータルDBからも一般公開を開始した。古典籍については、博物館のWEB公開システムでは十分な機能をもっていないため、やはりアート・リサーチセンターの古典籍DBをクラウド利用することにより公開に踏切ることを確認している。ライデン民族学博物館では、数度の打合わせと、公開の方向性の確認を行ったが、膨大な作品数・画像数のため、IT部門の対応が遅れており、引続き一般公開の可能性を追求したい。その他、一般公開が予定されているのは、ローマ・ピゴリニ民俗博物館(ローマ東洋美術館との統合化により、東洋美術館と併せた一般公開の可能性が高くなった)、ベネチア東洋博物館などである。
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Research Progress Status |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(13 results)