2014 Fiscal Year Annual Research Report
ОDAにおける農・食品・文化クラスターの戦略的開発モデルの構築
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24402022
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
朽木 昭文 日本大学, 生物資源科学部, 教授 (10450446)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊東 正一 九州大学, (連合)農学研究科(研究院), 教授 (30222425)
菊地 香 日本大学, 生物資源科学部, 准教授 (30325831)
山下 哲平 日本大学, 生物資源科学部, 助教 (30432727)
溝辺 哲男 日本大学, 生物資源科学部, 准教授 (50592622)
中村 哲也 共栄大学, 国際経営学部, 准教授 (80364876)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | バリューチェーン / 農・食・観光クラスター / 階層性ヒエラルキー / シークエンスの経済 / 発生生物学 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、発生生物学を産業クラスターの組織部門(segment)形成のプロセス (過程)へ適用し、実践的な地域開発モデルの提示を目指す。特に、規模の経済や範囲の経済に並ぶ経済学概念として、効率的な政策手段実施の順序である「シークエンスの経済」を明らかにする。1.「階層性ヒエラルキー」(levels-of-organization hierarchy)においては、縦軸に発生の「時間軸」がある。縦軸は、遺伝子(DNA:ヒトの設計図)から始まり、器官(organ)、生物(organism)、集団(population)、群(community)、生態系(eco-system)である。2.群(community)の横軸に組織部門(segment)の形成の「時間軸」がある。例えば、「交通インフラ」(segment1)、「制度整備」(segment2)、「人材育成」(segment3)などがある。3.クラスター形成は、縦軸の「エコシステム(生態系)」(eco-system)の下で形成されることが必要である。つまり、生態系を守りながらクラスターが形成されなければ、クラスターに持続性(sustainablity)がない。4.組織部門(segment)の形成に「シークエンスの経済」(economies of sequence)がある。組織部門の形成において「効率的な」順序がある。この効率的な順序を間違えると組織部門の形成に莫大なコストがかかり、その形成が前に進まない。このケースがよくみられる。5.シークエンスの経済のうちの特に、初期値が重要である。初期値のうちの「マスター・スイッチ」となるリーダーの遺伝子(DNA)が存在する。権限と責任あるリーダーなしに組織部門の形成は始まらない。 この研究方針に従い、この理論モデルを、朽木は委員として日本貿易振興機構支援「広東省産業高度化推進事業」と、朽木・溝辺は委員長と副委員長として国際協力機構「ベトナム・ラムドン省農林水産業及び関連産業集積化に係る情報収集・確認調査」の事例に適用した。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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