2015 Fiscal Year Annual Research Report
女性のキャリア形成からみる農場経営参画を可能にする要因の解明
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24402031
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Research Institution | Jumonji University |
Principal Investigator |
大友 由紀子 十文字学園女子大学, 人間生活学部, 教授 (00286121)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中道 仁美 愛媛大学, 農学部, 准教授 (30254725)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 女性のキャリア / 家族農業 / 経営参画 / 職業資格 / オーストリア / スイス / バイエルン / 南チロル |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度に予定しながら実施を延期したイタリア共和国ボルツァーノ自治県(通称、南チロル地方)における女性農場経営主のライフコースとキャリア形成に関する本調査実施と、4年間の調査研究の成果報告に取り組んだ。 南チロルでの本調査は、8月31日から9月9日にかけて実施し、女性農業者8名に対する訪問調査インタビュー、ハスラッハ家政学校で開催された女性農業者認定証授与式の取材、南チロル農民連盟(SBB)の継続教育部門、社会保障部門、マーケティング部門、農地委員会でのヒアリング、南チロル女性農業者組織(SBO)の事務局、家庭相談員、農家保育コーディネーターへのヒアリング、県庁農業教育課でのヒアリングを実施した。 8月18日から同21日にかけて英国スコットランド・アバディーンで開催された第26回ヨーロッパ農村社会学会(ESRS)に参加し、農業教育と地域開発の部会において、オーストリアとスイスの女性農業経営主の事例分析結果を研究報告した。 2016年2月7日(日)十文字学園女子大学巣鴨サテライトにて、国際ワークショップ「食と農を担う女性たち-南部ドイツ語圏における家族農業の事例より-」を開催し、4年間の調査研究成果をアウトリーチした。スイス連邦調査機関アグロスコープ研究員R.ロシエ氏、国内の有識者のコメンテーター2名を迎え、南部ドイツ語圏における女性農業者を対象とした職業教育制度と、日本における女性農業者のネットワーキングについて比較検討した。 この国際ワークショップの成果をもとに、2月29日スイス連邦調査機関アグロスコープで開催された討論会において、家族農業における女性のための農業教育と職業資格に関する国際比較について、ドイツ語で研究報告した。なお、2016年8月10日から14日カナダ・トロントで開催される第14回世界農村社会学会のジェンダー部会において、英文での研究報告が確定している。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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