2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
24405011
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Research Institution | Kochi University |
Principal Investigator |
櫻井 克年 高知大学, その他の部局, 副学長 (90192088)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
市榮 智明 高知大学, 自然科学系, 准教授 (80403872)
田中 壮太 高知大学, 総合科学系, 教授 (10304669)
松岡 真如 高知大学, 自然科学系, 准教授 (50399325)
森 牧人 高知大学, 自然科学系, 准教授 (60325496)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | タイ / チーク植林 / 生態系修復 / 生物多様性 / 土壌環境 / 国際研究者交流 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度は、9月~11月および2月~3月にかけて日本人研究者が渡航し、ナーン県のMae Sakorn植林地(王立森林局所管)内に設けた調査プロットにおいて、各種調査、モニタリング、試料採取を継続実施した。また、11月にタイ人研究者3名を高知大学に招聘し、成果取りまとめのための研究会議を行った。 Landsatの時系列データ解析により植生指標値(EVI2)を算出し、チーク木とその他の落葉性樹種によるEVI2の季節変動への影響を明らかにした。土壌水分モニタリングを実施し、異なる斜面位置における土壌水分の季節変動や、異なる土性区分や土層深をもつサイト間での水分状態の差異を観察した。斜面下部では水分条件は良好であること、粘土質土壌であっても土層深の浅い土壌では土壌水分の変動が大きいことが分かった。年輪成長量と月平均降水量を比較したところ、土壌水分保持能の低いサイトでは、前年度の雨季初めの降水量がチーク生育に有意な影響を及ぼしていた。一方、土壌水分保持能の高いサイトではそのような関係はみられなかった。異なる斜面位置における土壌特性を調べたところ、斜面下部に比べ、斜面上部はレキ含量が高く、土層は薄く、砂含量が高かった。土壌有機物や養分量も斜面上部の方が低かったが、チーク木の生育において土壌酸性や養分欠乏は問題とはならないと推察された。一方、斜面上部のチーク木の生育は、下部に比べ明らかに劣っていた。以上のことから、雨季の降水量と、土性や土層深、斜面位置に起因する土壌中の水分利用性がチーク木の生育に重要な要因であると考えられた。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(7 results)
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[Journal Article] Usability of noise-free daily satellite-observed green-red vegetation index values for monitoring ecosystem changes in Borneo2014
Author(s)
Nagai, S., Ishii1, R., Suhaili, A. B., Kobayashi, H., Matsuoka, M., Ichie, T., Motohka, T., Kendawang, J. J. and Suzuki, R.
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Journal Title
International Journal of Remote Sensing
Volume: 35
Pages: 7910-;7926
DOI
Peer Reviewed
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