2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
24405018
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
今井 啓雄 京都大学, 霊長類研究所, 准教授 (60314176)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三上 章允 中部学院大学, 公私立大学の部局等, 教授 (40027503)
河村 正二 東京大学, 新領域創成科学研究科, 教授 (40282727)
辻 大和 京都大学, 霊長類研究所, 助教 (70533595)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 国際研究者交流 / インドネシア / 味覚 / 色覚 / コスタリカ / ブラジル |
Outline of Annual Research Achievements |
世界各地の霊長類について、生態調査と採食品目の採取・分析を実施した。 代表者の今井は、ブラジルのマーモセットとインドネシアのコロブス類を中心に、味覚受容体の機能解析と採食品目の調査を行った。同じ味覚受容体でも種ごとに反応感受性が異なる例が、様々な味覚受容体で発見された。分担者の河村はコスタリカ国サンタロサ国立公園に生息するオマキザル、クモザル、ホエザルの各野生群及びメキシコ国ユカタン半島部プタラグーナに生息するクモザル野生群に対し、L/Mオプシン遺伝子の遺伝子型判定を進めた。ホエザル群にL/M融合遺伝子、メキシコのクモザル群に新規のL/Mアレルを発見した。分担者の辻は、2014年8月、12月、2015年3月の計三回インドネシアを訪問し、遺伝子資料のサンプリングを含めた野外調査を行った。西部ジャワ州パガンダラン自然保護区ではジャワルトンおよびカニクイザルの観察および植物サンプルの最終を実施した。中部ジャワ州ペカロンガンでは、今後の遺伝子資料採集のための予備調査を行い、ジャワルトン、スンダリーフモンキー、ジャワテナガザルなどのサンプルが採集可能であることを確認した。分担者の三上は2012年度、2013年度に収集した分光分析のデータを解析し、カニクイザルが菜食する植物の葉の色を検討した。彼らが良く食べる若葉は、色度のみでなく、輝度やサイズなども異なり、色以外の情報を用いて比較的識別が容易であり、色覚異常の固体にとって特に識別困難であるとは言えないとの結論に達した。この結果は2014年8月にインドネシアで開催されたアジア霊長類会議において発表した。 以上、これまでのまとめという意味でも十分な成果をあげることができた。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Causes of Carryover |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(19 results)