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2013 Fiscal Year Research-status Report

先端デバイスを用いた論理回路の高信頼化タイミング設計手法の研究

Research Project

Project/Area Number 24500061
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

高木 一義  京都大学, 情報学研究科, 准教授 (70273844)

Keywords論理回路 / タイミング設計 / 超伝導単一磁束量子デバイス
Research Abstract

本研究は、配線遅延とばらつきが無視できない条件下での論理回路のタイミング設計手法を開発するものである。研究期間の前半では、研究代表者らがこれまで扱ってきた、超伝導単一磁束量子デバイスを用いた論理回路を対象として、クロック同期式設計とは異なりクロックスキューの存在を積極的に利用する、タイミングマージンを考慮した回路動作のスケジューリング、レイアウト設計、タイミ
ング検証等のためのアルゴリズムに関する研究を行う。
平成25年度は、前年度に行った検討に基づき、単一磁束量子論理回路のレイアウト設計において、自動配置および配線を行う手法を開発した。本手法では、対象をパイプライン動作する回路モジュール単位とし、ゲートをレベル毎にグループ化し、グループ毎にタイミング制約の下で線形配置を行う。サンプル回路に適用し、配置の自由度は制限されるが、正しく動作するレイアウトが得られることを示した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

単一磁束量子論理回路の設計手法に関して、アルゴリズムの提案のみではなく、実際の設計に使用可能なツールが期待されているため、ツール開発も本研究課題の視野に入れることとした。そのため、研究期間の後半で予定していた、半導体論理回路の設計への適用の検討が進んでいない。

Strategy for Future Research Activity

アルゴリズム開発およびツール開発を進める。他プロジェクトにおける回路設計、試作評価と連携し、実際の設計データを用いて評価することにより、設計の自動化が有用な点を明らかにしていく。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

研究計画がやや遅れていることに伴ない、評価実験に使用する計算機の購入を一部次年度に先送りした。また、実験補助および実験結果とりまとめのための人件費の執行も同様に先送りしている。
計算機実験によるアルゴリズムの評価を行なうため、計算機 (1式50万円未満) の購入を予定している。情報収集および成果発表のための旅費、実験補助のための謝金を計上している。

  • Research Products

    (1 results)

All 2014

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] Automatic Placement and Routing of a Pipelined Module in an RSFQ Logic Circuit with Timing Constraints2014

    • Author(s)
      S.Nishimura, K.Takagi, N.Takagi
    • Organizer
      Superconducting SFQ VLSI Workshop for Young Scientists (SSV2014-YS)
    • Place of Presentation
      Nagoya University
    • Year and Date
      20140305-20140307

URL: 

Published: 2015-05-28  

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