2012 Fiscal Year Research-status Report
能動対応型通信による協調走行の最適化と評価に関する研究
Project/Area Number |
24500088
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Aichi Prefectural University |
Principal Investigator |
田 学軍 愛知県立大学, 情報科学部, 准教授 (70305514)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
奥田 隆史 愛知県立大学, 情報科学部, 教授 (20204125)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 中国 |
Research Abstract |
24年度に協調走行に向けた規約と通信方式を中心に研究を進めてきた。協調走行に向けて合意を達するために情報交換の通信量、現実的な通信システムを考えた上で当事関連車両が順守する合理的な規約を検討した。また、規約を上位層と下位層に分けて上位層はプロトコルの正確性を中心に下位層は通信手順と通信量の適正性をシミュレーションで検証した。最適モデルの検討、制限された演算機能、タイムクリティコル通信の前提での複雑な計算式の適用を中心にデータの取得、整合と処理方法などの問題の解決を試みた。予定の研究テーマを中心に詳細な項目を検討した。グループの結成と管理においてグループの規模、グループヘッドの選出手順、機能定義、交替方式、メンバーの加入、脱退などのテーマについて管理方式、通信の効率を検討して、新しい提案ができた。走行中の車群は加速、追い越し、交差点での進路変更などでメンバーの加入、脱退に関して効率がいい提案をした。合意達成、情報セキュリティなどの項目は今協調走行に重要であり、実用面を重視して研究を行った。また、無線分散システムの通信方式に関して無線分散ネットワーク上でいかに速く情報を届けることができるかが、本研究の成功の鍵となるため、走行車群に適応できる分散型無線通信プロトコルOBENを提案でき、シミュレーションで評価を行った。提案方式OBENは分散方式という前提で低遅延、高スループットを有し、従来方式より十分に性能を向上できたことが確認できた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予定通りに研究を進めることができ、上位層はプロトコル、下位層は通信手順と通信量検証した。研究成果を取りまとめ、国内発表をした。また、24年度に国際会議、ジャーナル論文の原稿を作成して投稿した。
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Strategy for Future Research Activity |
最適化評価 ① 最適化規則の詳細化:自動車からなる分散システムにおいて追い越し、交差点での優先規則などの最適化規則を制定する。グループの各メンバーが持つ情報はミラーのように同じであり、1つの要求に対して共通規則に基づいての判断結果(合意認定)は同じでなければならない。この条件を満たす前提で客観性を持つ最適規則を制定する。 ② 制定された規則に基づいて最適化を実現するアルゴリズムを検討する。最適化規則をアルゴリズムで表現する。したがって理論解析とシミュレーションを用いて最適化の効果を評価する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
・旅費 国内、国際会議に参加して論文を発表するための必要な費用(登録費、旅費)である。国際会議(アメリカ、オーストラリア、2回)の予定である。 人件費・謝金 当該研究の遂行を補助する学生に支払う費用(約150時間)である。 システム開発用電子部品購入費
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Research Products
(7 results)