2013 Fiscal Year Research-status Report
能動対応型通信による協調走行の最適化と評価に関する研究
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24500088
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Research Institution | Aichi Prefectural University |
Principal Investigator |
田 学軍 愛知県立大学, 情報科学部, 准教授 (70305514)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
奥田 隆史 愛知県立大学, 情報科学部, 教授 (20204125)
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Keywords | 通信プロトコル / 無線LAN / 通信品質QoS / Group Decision |
Research Abstract |
25年度に協調走行に向けた規約と通信方式を進めるともに協調走行に向けて合意を達するために情報交換の規約を検討した。通信方式に関して無線LANの多端末対多端末の通信を効率よく実現するために分散型に予約方式を導入し、新しい方式を提案した。協調走行に欠かせない通信品質QoSの実現方法は重要で現状は集中型通信方式では容易に実現できるが、いかに分散システムで実現するのかは課題である。それに対してリアタイムサービスの実現方法としてIEEE802.11eを改善してQoSの提供とスループットの向上を両立させる方法OBENを提案し、シミュレーションの結果は協調走行の要求に満たすことが確認できた。また、走行効率の向上に関する最適化規則、走行方針の決定に関わるグループ全体の意思決定に関してGroup Decisionの研究を行った。研究の結果は今後の研究にいい試みとなる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予定通りに協調走行に向けた規約と通信方式および優先規則などの最適化規則に関して研究を進めることができ、IEEE802.11eを改善して優れた方式を提案できた。研究成果を取りまとめ、国際会議、ジャーナル論文を投稿し、採録された。
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Strategy for Future Research Activity |
1. IEEE802.11eの改善方式OBENを実システムセンサーネットワークで検証する。また、集中方式と分散方式の結合方式ハイブリッド通信方式の提案SRAPと実験評価を通して比べて実用上の問題点と適応性を検証する。協調走行に関わる共通規則についてOR理論を用いて制定と評価基準を検討する。 2. 車を模擬したロボカーシステム(実車の1/10の大きさ)を導入して通信方式とセンサー性能をテストする。協調アルゴリズムを作成して走行実験を行う。加速度センサー、ジャイロセンサーを搭載し、走行中の加速度を記録して協調アルゴリズムを検証する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
国内発表、国内での調査などは少ないため、旅費がのこりました。また、シミュレータより途中導入したロボカーでの検証に切り替えました。 国際会議の参加などの旅費、研究補助で学生雇用、加速度センサーなどの物品代として使う予定
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Research Products
(6 results)