2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
24500099
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
西村 俊和 立命館大学, 情報理工学部, 准教授 (00273483)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山田 喬彦 立命館大学, 理工学部, 非常勤講師 (00268161)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 小規模セル / セル連結 / PON / 仮想シングルセル / 3G-LTE / ハンドオーバ |
Outline of Annual Research Achievements |
仮想シングルセルネットとは、スモールセルながら在圏する端末があたかも一つのセルに滞留しているように円滑にパケット転送を行える網とする。道路に連続的に配置したスモールセルをPON(Passive Optical Network)によるバックホール網で結合し、対象端末が在圏するセルに隣接する複数のセルを論理マクロセルとし、端末の移動に合わせて論理マクロセルもハンドオーバする。単位となる論理マクロセル内のセル間移動を中断なしとできれば端末は常にどれかの論理マクロセル内にとどまっているので全体としても中断なしの移動支援が可能となる。本稿では3G-LTEのプロトコルを利用した仮想シングルセルハンドオーバを検討している。①遅延の大きいPONの利用、②径が100m規模のスモールセルでセル間の同期がとれる などの条件で3G-LTEのハンドオーバ手順を見直し、ハンドオーバの高速化を検討した。ハンドオーバ時に必要な移動先基地局向けの端末識別子などをあらかじめ端末に与えておき、移動先基地局の電波を検出したとき上り制御チャネル(PUCCH)のスケジュールリクエスト信号を用いて移動先基地局にハンドオーバ実行を直接通知すれば、パケット転送サイクル程度の短時間でのハンドオーバが可能となった。既存の無線システムがネットワーク主導のハンドオーバを行っていたのに対し、本手法は端末主導のハンドオーバを実現化するものであり、仮想シングルセルの実現により近づくことが可能となった。
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Research Products
(24 results)
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[Presentation] Another cell size reduction of LTE network2015
Author(s)
Takahiko Yamada and Toshikazu Nishimura
Organizer
IEICE Information and Communication Technology Forum 2015
Place of Presentation
Manchester Metropolitan University Business School (Manchester, United Kingdom)
Year and Date
2015-06-03 – 2015-06-05
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