2014 Fiscal Year Annual Research Report
次世代国際標準に提案可能な高効率動画像符号化並列処理アルゴリズムの開発
Project/Area Number |
24500117
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
島本 隆 徳島大学, ソシオテクノサイエンス研究部, 教授 (20170962)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宋 天 徳島大学, ソシオテクノサイエンス研究部, 准教授 (10380130)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 動画像符号化 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、符号化効率を大幅に向上できる高性能な動画像符号化アルゴリズムを新規開発し、この研究成果をもとに、次世代の動画像符号化国際標準に提案することを目的としている。そのため、H24年度に行った「高精度探索中心の選択」と「時間領域の相関性を利用した空間な予測」、H25年度に行った「並列処理の実装」と「既提案手法との比較」に引続き、本年度は「前年度成果の改善」と「次世代の動画像符号化国際標準への提案」を行った。具体的には、 1.並列処理実装の改善 H25年度に行ったNVIDIA 社の開発環境である「CUDA」を用いた提案手法の実装を改善した。画面内予測、画面間予測、デブロッキングフィルタ処理の全てがブロック単位の並列処理が可能であるため、そのGPUによる実装結果を検証し、その高速化性能を改善した。特に、GPUの性能を十分引き出すためのフレームメモリのアクセス手法を改善した。 2.次世代の動画像符号化国際標準への提案 研究目的にも述べたように、本研究の目的は、符号化効率を大幅に向上できる高性能な動画像符号化アルゴリズムを新規開発し、次世代の動画像符号化国際標準に提案することである。そのために、研究成果の既提案手法との比較を十分に行い、国際会議での発表、論文投稿などの手段を利用して広くアピールした。 以上が本年度の研究成果であるが、まだ不十分な点もあるので、今後も一層の改善を試み、特許申請、国際会議発表、論文投稿等を積極的に行い、企業との連携も取りながら標準化活動に参加する予定である。
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Research Products
(18 results)