2012 Fiscal Year Research-status Report
自律的なシステムとの原初的なインタラクションを通した協調作業への参与感の創出
Project/Area Number |
24500145
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
竹内 勇剛 静岡大学, 創造科学技術大学院, 准教授 (00333500)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
寺田 和憲 岐阜大学, 工学部, 助教 (30345798)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 運動主体感 / 自律性 / 意図認知 / エージェント / ロボット / 相互行為 |
Research Abstract |
高度化・複雑化していくシステムと人間との協調的・共生的な関係を実現するためには,自律性をもったロボットやエージェントという形でシステムが人間にとって社会的な存在としての役割を担うことが重要になってくる.しかし,人間がシステムの自律的な振る舞いに対してどのような条件で他者性を認知し,同時にどのような条件のもとでシステムを協調作業の相手として社会的に認知するかという問題は未だ解決していない.そこで本研究では,人間がシステムに対して他者性を認知する上での人間とシステムとの相互行為を解明し,システムとの社会的関係を形成して協調的な作業を実現するための相互行為モデルを構築・実証することを研究目的とする. 特に平成24年度は,人間の行為に対する自律的な調整に基づく他者性の認知を検証するための実験計画法に基づく実験と検証(竹内),および人が対象の振舞いのどのような要因から原初的なエージェンシーを感じるかを明らかにすることを目標とした実験を行なうための装置の開発を行なった(寺田). 具体的には竹内は,高次認知的な判断に伴う行為の開始タイミングに同期して動き出すロボットを通して,ロボットが自分の意図を推定しているか,ロボットの行為の主体性が自分に帰属することがあるかを検証するための実験を行なった.その結果,ロボットが自分の意図を推定しているという認識は人間はもっていない一方で,ロボットの行為の主体性を人間自身に帰属させる傾向が観察された.このことは,人間とロボットとの協調的・共生的な関係の実現に有益な示唆を与える知見となっていると考える.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
概ね順調に進展している.
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Strategy for Future Research Activity |
当初の計画通り次の課題に取り組む. H24年度の実験の相互行為ログからの他者性の認知に寄与する特徴の抽出(竹内) モデルの検証をするための評価用ロボットの仕様の検討と設計(寺田)
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
該当なし
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Research Products
(4 results)