2013 Fiscal Year Research-status Report
アクティブ骨導音センシングを用いた常時装着型手入力インタフェース
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24500146
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Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
竹村 憲太郎 東海大学, 情報理工学部, 講師 (30435440)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上田 悦子 奈良工業高等専門学校, 電子制御工学科, 教授 (90379529)
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Keywords | ウェアラブル機器 / 骨導音 |
Research Abstract |
平成25年度では,アクティブ骨導音センシングを用いた手入力インタフェースの実現に向けて,平成24年度から引き続き,手指関節角度の推定と手形状推定に取り組み研究を進めた.複数の手指関節角度を対象に絶対的な関節角度の推定を行うには課題も多いが,手形状推定を対象とすることで,パターン認識技術を用いて手形状の分類が可能であることが分かってきている.また,指関節角度推定では,これまでパチニ小体が知覚できない周波数帯で推定を行ってきたが,それとは逆に知覚が可能な周波数帯を混合した振動を用いても関節角度が推定できることが分かった.手指関節角度推定の研究を進めると,先行して行った肘関節とは違った面があることが発見できた.伸展時と屈曲時では,指に入れる力が異なるが,この影響が振動の伝搬にも大きくでていることを確認した.これは,屈曲時と伸展時では推定モデルを変更しなければならない場合があることを意味するが,この点については今後の課題として研究を進める予定である.さらに,平成26年度に予定している拡張現実感内の物体操作にむけて先行して取り組み,頭部位置の推定が可能な技術を,カメラを用いてリアルタイムで動作させることに成功している.そこで平成26年度は,この技術とアクティブ骨導音センシングを融合させ,拡張現実感用のインタフェースとして応用を行い,研究最終年度として,その実用性等を大きくアピールできるよう取り組む予定である.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
交付申請時の研究計画に比べて,若干遅れが出ている点もあるが,その分先行して進められている点もあり,概ね順調に進められているといえる.物体認識については未着手となっているが,これは分野として競争が激しく,先行して発表が行われるなどがあったことが原因で,その他の部分を強化するように方向転換したためである.方向転換した結果,当初予定はしてなかった新しい展開も生まれている.
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Strategy for Future Research Activity |
今後は,関節角度や手形状を用いた直感的なインタフェースの開発に着手し,これまで計測手法として成果を報告してきたが,実用性の高いインタフェースとしてアピールできるように研究を進める.特にウェアラブルな機器は非常に注目されていることから,ウェアラブルなインタフェースとしてプロトタイプを開発するように取り組む.
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
アクティブ骨導音センシングを用いて,ロボット等の操作も予定しておりその予算を計上していたが,組織を異動したことで,研究用デバイスとしてロボットを取得することができ,新規に購入する必要がなくなったことが理由である. 精度評価などを行う際に必要な機器を購入するなどを予定している.また,移動ロボットではないが,アクティブ骨導音センシングにて操作できるデバイスを揃えて,インタフェースとしてのデモンストレーションができるよう準備を進める予定である.
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